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みどころ
青森県 外ヶ浜町

龍飛崎と龍飛崎遊歩道

2003.07.18(金)

竜飛下(階段国道のふもと)から、国道を少々戻り道してすぐ右折。県道を登り、龍飛崎の高台へ。あっというまにこちらが本物(?)の観光地・龍飛崎。ホテル有り、広い駐車場あり、トイレあり、「津軽海峡冬景色歌謡碑」あり、さらに登ると駐車場に売店もあり、徒歩で行ける展望台、灯台もある。

そして、ここは強風の岬・龍飛本領発揮だった。車を降りると、よろけるほど強烈な東風。龍飛岬は年中、風が強い事で有名だが・・・いつもこんな風が吹いているのだろうか?

龍飛崎展望台から見下ろす
龍飛岬と津軽海峡・海の向こうは下北半島

12:28 車を降りた。展望台へ登ると、東の丘には龍飛名物・風力発電の風車が何機か立っていた。

そして、今来た道が・・・。写真左下の道路が、さっき居た場所だ。二つのブロックの間から海を見た。右のブロックにウミネコがたくさん居たのだ。

あ。この位置関係から推測するに、写真右手の緑の屋根の建物の横!あれは、階段国道の上の入口ではないか!? そして、悟る、さっき階段国道の途中から見上げた“はるか上の方に”いた人たちって、ここ!今いる場所を歩く人たちだったのだ!角度的にもきっと間違い無い。そう考えると・・・さっき我々は、階段国道の頂上まで、そんなに遠くない場所まで登ったような気がする。あ。あ〜っ、ちょっと、ちょっとだけ、悔しい。(>_<)

さて、龍飛崎展望台は、そのささやかな悔しさを一瞬で忘れさせてくれる程、美しい丘と海を堪能させてくれた。雲は低いけど、下北半島や北海道の大地も、ばっちり眺める事ができた。特に北岸の丘は夏の花が、たくさん

竜飛崎遊歩道入口
竜飛崎遊歩道。海が呼ぶ・・・。

けっこうゆっくりした。観光客が3団体くらい来ては去るのを見送り我々も展望台を後にして駐車場へ戻る。そこで発見してしまった竜飛崎遊歩道入口。海へ下りられる!この遊歩道の存在は「るるぶ」に掲載されており知っていた。でも“高低差90m、400m近い長さの階段”となるとちょっとやめておこうと思っていたのだ。時刻は12:55。食事もせねば。・・・しかし、入口が目の前に現れ、目の前に穏やかな海が広がってしまうと・・・・・「ちょっとだけ下りてみようか。」

ウミネコ

足を踏み入れてしまうと・・・まるで夢の国のよう。丘が風をさえぎる。さっきまでの強風がウソのよう。陽が、ぽかぽかだ。海がキラキラ光る。広い丘に草がゆらめく。足元には名も知らぬ、色とりどりの、何種類もの花が・・・。

ニッコウキスゲ

この遊歩道、丘を回りこむ形で存在する。「見える場所まで」(そこまで行ったら、戻ろう)って行くと、そこには、息を呑む新しい美しい海の景色が開けて、続きの階段が用意される。そこでまた、ふらふらと続きを行くと、また同じパターンの繰り返しだ。帰り道の登りで後悔すると知りつつ、誘惑に負け、階段を下り続けた。

ナゾの花

そして、回り込むという事は・・・・やっぱり終盤には風がかなり強くなった。でももう、海がすぐそこにあるのだ。もう止まれない。そして一番下まで。さらに遊歩道は海辺に続くが、さすがの我々もここで満足して折り返した。

登りも、美しい丘と海を交互に眺めながらの登り道。ゆっくり歩けばさほど辛い登りではなかった。それほど厳しい傾斜ではなかったようだ。

13:35、駐車場に戻る。遊歩道は写真を撮りながらゆっくりだったが、思ったよりは早く戻れた。龍飛崎の一番奥の駐車場の片隅に入口があるこの竜飛崎遊歩道、この日は貸切状態。ちょっとお薦めかも。(※強風時は通行するなと書いてある。・・・進入時には風が無かったわけだが・・・この日は、この地域では、強風に該当したのだろうか?)

竜飛崎遊歩道
美しかった、竜飛崎遊歩道

竜飛崎遊歩道の案内版の写真。ちなみに我々はこの階段部分だけを下りて、登った。

さて、思いがけず時間を食ってしまったが、最果ての地まで来た記念品を買おうと、三軒並ぶ売店へ。三軒とも置いてあるものが違うので、全部見るべし。ちなみに当日は向かって一番左の店で、「今日食べるのでなければダメ」と言われた「うにの塩漬け」の瓶詰めをGetして、夜ホテルで堪能した。う・うまかった。

14:00をまわってしまった。いそいそと車で、ちょっとだけ下りる。津軽海峡冬景色歌謡碑の近くで車を降りて写真だけ撮って、その先のホテル龍飛の中のレストラン海峡で、やっと、昼食。心に決めた「海峡ラーメン」を食す。

(青森旅行レポートは「海峡」へ続く)

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