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滝
埼玉県 小鹿野町(当時 両神村)

丸神の滝遊歩道

2003.12.13(土)  難易度3  好感度B  落差合計76mの三段滝。1段目12m、2段目14m、3段目50m

埼玉県「丸神の滝(まるがみのたき)を訪問した。東京からは気楽な日帰りのお出かけである♪

滝ギャラリー 丸神の滝下から 正面から。 FALL100 記念写真・・・FALL100

 

アプローチ方法

丸神の滝は、埼玉県両神村(りょうかみむら)、秩父の奥地、両神山の麓に近い位置ににある。滝へは、一周約50分の遊歩道がある。

丸神の滝広域マップ
日本の滝100選のひとつ、丸神の滝(+ついでに七つ釜五段の滝) 広域マップ

クルマ

秩父奥地ゆえ、高速道路のICはいずれも遠く、一番近いICは関越道花園ICと思われる。R140を秩父・長瀞方面へ進み途中から県道37へ入れば、滝まで50kmくらいであろう。

または、中央道勝沼ICから北上し、R140雁坂トンネル・大滝村経由という選択肢もあろう。しかしこちらは80kmくらいありそう。

もしも東京から向かうなら、秩父に向けて飯能から真っ直ぐ伸びるR299がある!都心の池袋からでも一般道のみで滝まで120kmくらいだろうか。ただし、このルートは、こむ。午前中の下り線は渋滞というほどではないが、いがいと交通量があるので、流れはわりとゆっくりだ。休日の帰りはほぼ必ず、渋滞する。

ヴィッツ
当日の、足。ヴィッツ 丸神号

滝に目的を絞るなら、西武秩父駅発着のレンタカー利用が一番合理的である。西武秩父駅は、滝の往復には良い位置にあり、R140経由で南から向かうにしろ、R299で北から向かうにしろ、だいたい滝まで片道30kmである。帰りはレッドアローの指定席で寝ていれば1時間半で池袋到着だ♪ (我々はこの方法を利用した。)

▼トヨタレンタリース埼玉 秩父店
 (0494)25-0100

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県道367
細い部分が多い、県道367
遊歩道東側入口
滝入口は、派手で目立つ。
駐車スペース
駐車スペース。未舗装。
右の道は白井差へ向かう 県道367。

=== 現地周辺 ===

県道37から西へ向かって生えている県道367に進入し、約11km先が目的地。

県道367は、舗装道路だが、とても細い道だ。カーブも多く、車どうしのすれ違い不能の1車線部分も少なくない。(ちなみに南のR140から向かう場合は、県道367まで、県道37も狭路。)舗装は悪くはないが、砂、浮き浮きだ。その上、途中まではトラックの往来が多く、すれ違いはスリリング。小さい車を選ぶべき。

左手に「滝前」バス停「[丸神の滝]遊歩道 東側入口」の派手な横断幕が目に入る。その先割とすぐ、左手に駐車スペースは、ある。正確には「村営ふるさと村第一キャンプ場」の駐車場らしいが、特に看板など無い未舗装の駐車スペース、30台くらいは停まれそう。

公共交通機関

西武秩父駅から、村営バス有り。小鹿野町役場へ30分。460円。(乗換)。小鹿野町役場から白井差口線約40分「丸神の滝入口」または「滝前」バス停下車。「白井差口」まで470円(「滝前」までは、未調査)。乗り継ぎな上に、本数が少ない。

▼リンク:両神村・・・村営バス情報はこちらで。

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当日のアプローチ

07:36 池袋発の快急 西武秩父行きに乗車。充分座れた。飯能を過ぎた辺りから、この電車は“ハイキング電車”と化す。乗客は、全員ハイキング客だった。当日は冷え込んだこともあってか、車窓から見える家屋や田畑、R299までも、霜で白い。。。現地は大丈夫か不安がよぎる。終点の西武秩父駅には定刻の09:17到着。

駅には、前日午後に電話して予約したレンタカー屋さんがすでにお迎えにきていたが、トイレに寄ったり、帰りの切符を買ったり、飲み物を買ったり、ちょっとモタモタして迎車に乗り、手続きを済ませ、レンタカー屋さんを走り出したのは、09:44になってしまった。

行きはR140経由で、県道37へは南からアプローチする。細い道だった。県道367も、負けずに細い道だった。予想はしていたが・・・。順調に走り、丸神の滝駐車場には10:35到着。ここまでの道路は大丈夫だったが、駐車場は凍っていた・・・(^^;

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図解をくわえた現地案内板
【遊歩道図解】 駐車場にある看板。に、補足をくわえてみた。

遊歩道:図解

現地の看板をもとに、図解してみた。→
観瀑ポイント二つある。

一つは「滝のふもと」。こちらはベンチもある、ちょっとした広場になっている。3段の滝の一番下の段のみを見上げる。こちらは、滝の間近まで行ける。

もう一つは、この遊歩道の、ほぼ「ピーク」道端から、3段の滝を眺める。樹木が茂り、最下段の下の方は、見えないが、全貌に近いものは確認できる。紅葉の時期は、ちょうど良い位置に真っ赤なもみじがあり、見事。

休憩場
休憩場、というか休憩舎。

「ピーク」からちょっとずれた位置に、休憩場がある。休憩場といっても、小さな東屋といった感じ。ここからも滝を眺められるが、ちょっと惜しい角度にあり、最上段は見られない。中段と最下段の2段の滝を眺める。こちらは寒い冬でも陽だまりとなる筈なので、お弁当を広げるのに良いかも。

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さて、当日の詳細レポートである。

当日は東側入口から滝へ向かい、西側入口へ通り抜けるルートをとった。

遊歩道へ
遊歩道は、道標完備。

写真を撮ったり、荷物を準備したり、体ほぐしたり・・・実際に遊歩道入口の橋を渡ったのは、10:45

橋を渡ってキャンプ場に入ると、歩き始めてすぐにトイレがあったが、私は入らなかったので詳細不明。その後しばらくは、まさしくキャンプ場の中を通り抜ける。要所要所には、必ず道標が出て、迷わない。

遊歩道
細い、遊歩道

いよいよ遊歩道は、山道の様相を帯びてくる。道は狭く、落ち葉が積もり、ビチョビチョだった。ちょっと滑りそう。どきどきしながら進む。

一度、小さな川を渡る。橋は小さくて細いし、手すりも無いし、穴も開いているが、シッカリした造りなので不安無く通り過ぎる。

遊歩道の勾配が増してきたゾ、と思うと、たいして歩かずに、もう滝が見える。大きな滝なのでそれが丸神の滝だと疑わなかった。

滝遠望
滝が見えてくる

この角度から見ると、“流れ落ちる滝”だという事が伺える。下からとか、正面からでは想像できないほど角度がついていた。冬以外は見られないかもしれないので写真を載せておこう。→

11:03、「滝のふもと」へ到達する。ベンチがある。案内板も出る。●(連れが)トイレにも寄り、滑りそうな所は恐る恐るゆっくり歩いたが、20分かからなかった。

「滝のふもと」は“貸切”だった。好きなポジションを選び、写真を何枚も撮り、11:24、続きを行った。

ここからは登り道だ。登るにつれ、滝の上段がちらほら見えてくるので、何度も振り返りながら、カメラを構えながらゆっくり登った。

遊歩道滝ふもとからピークへ
けっこう急な登り。

やがて、滝は見えなくなる。上り詰めた頃、「丸神の滝入口バス停」への道標に従い右へ。とても日当たりの良い尾根道となり、少し歩けばその辺が「ピーク」。11:37着。●滝のふもとから、かなりゆっくり歩いて13分。

道端から3段の滝を一目で見渡せる事になるのだ。その先すぐに「休憩場」がある。

冬の低い太陽が、丸神の滝の山の後ろから顔を出し、この一角だけ直射日光の、暖かい春だ。(丸神の滝の写真は、ど逆光となる。)「ピーク」と「休憩場」の間を行ったり来たりしながら写真を撮り、11:54、「休憩場」をあとにした。

遊歩道西側入口付近
もうすぐ車道。・・・チョットだけ怖い。

この先は、西側入口へ向けて進んだ。「休憩場」から先は、また山陰に入り、寒い冬に逆戻り。細い山道を、もう、下に見えている車道へ向けて、下るのみ。どんどん高度を下げると、そぐそこに川が見えていたりして、チョットだけスリリングな気分になる。

さぁ、あとは10m、下り切って、小さな橋を渡れば県道367なのだが、さぁ!ツル!おわっ!?

「そこ、滑る、気をつけて」と先導者。そして、橋も、ツルツルだった。。歩幅10cmにして渡りきり、車道に下りてみると、ぎょ。その先の車道は、見事に凍結していた!こんな一面ツルツルの車道は、初めて見た。

遊歩道西側入口
ここが遊歩道の西側入口。
こちらは冬は凍結しそうである。

尾根道の日向が暖かかったので、今日は真冬並の冷え込みだったという事は、すっかり忘れていた。この西側入口の斜面は、丸神の滝と同様に日が当たる事はなく、冬は雪と氷でけっこう危険かも?

今日のところは無事、西側入口に、12:07降り立った。道を渡ったところにトイレがある。「丸神の滝入口」のバス停が近くにあるかと思うのだが、見つけられなかった。

我々は駐車場に向け、県道を戻る。全然たいした距離じゃない。ほんの1〜2分で駐車場が見える。徒歩3分といったところか。●休憩場から15分くらいで駐車場へ戻れる。

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12:15 駐車場をあとにして、県道367 来た道を戻った。県道367から県道37へ、北へ向けて左折するとまもなく、左手に道の駅「薬師の湯」があり、本当は滝見の後は温泉へ。。。と思っていたものの、滝でゆっくりしすぎて慌しくなりそうだし、汗もかいていないし、冷えすぎたわけでもないし、という訳で温泉はパス。

お昼は、小鹿野の町で、名物“わらじカツ丼”の老舗安田屋を求めてさまよい、発見し、食事にした。

店 安田屋

食後、カーナビに導かれるまま、秩父ミューズパーク付近の軽いワインディングを経て順調に秩父に到着。レンタカーを返却し、予定より一台早いレッドアローに切符を変更し、14:25に秩父を発ち、16時過ぎには自宅に居た。

 

会計データ

大人一人 5120円
(内訳)
電車代:池袋〜西武秩父 行き運賃750円・帰り運賃750+特急620
レンタカー3人で割り勘:一人約2200円 
昼食:わらじカツ丼 800円

 

まとめ

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