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滝
山梨県 北杜市(武川村)

北精進ヶ滝 石空川渓谷

2004.05.02(土)  難易度3  好感度s  精進ヶ滝 落差121m

精進ヶ滝(しょうじがたき)

「南アルプス国立公園 精進ヶ滝(北精進ヶ滝)

石空川(いしうとろがわ)は、鳳凰(ほうおう)三山地蔵岳に源を発する大武川(おおむかわ)水系最大の支流です。
奥に見える「精進ヶ滝(しょうじがたき)」は、標高約1400m附近に位置する南アルプス有数の巨瀑で、東日本では最大級の落差121mを誇っています。その昔、神仏に祈願するため、この滝を浴び身を清めたことが名の由来です。また、小武川の支流ドンドコ沢にある南精進ヶ滝に対して「北精進ヶ滝」とも呼ばれています。
一方、手前に見える滝は「九段(くだん)の滝」で、その形状からこの名がつけられました。
※平成2年4月、日本の滝百選に選定。」 武川村 (遊歩道最奥 滝見台の案内板より)

二の滝脇の階段
二の滝の脇に設けられた、急な階段、
・・・スリリングな遊歩道。!!

データ

北精進ヶ滝が見える 滝見台へは、石空川渓谷の遊歩道を歩く。

行きは緩やかに登りで所要40分、帰りは来た道戻りで30分、合計徒歩1時間10分、ハイキングとしてのボリューム的には入門向け。(滝めぐりとしての難易度は難易度3。)

石空川渓谷には途中、一の滝二の滝三の滝がかかり、終点の展望台からは九段の滝、そしてその後ろに遠い北精進ヶ滝遠望する。

滝ギャラリーに、一の滝二の滝1九段の滝精進ヶ滝の写真up。

コースは長くは無いのだが、スリリングな場面もあり、足場がよくない所も多いので、軽登山靴軍手は用意したい。あと、遊歩道の展望台からでも遠望なため、双眼鏡もあると嬉しい。

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・・・歩かずとも、現地に向かう林道の途中に「展望台」があり、北精進ヶ滝を道端から遠望できる。 しかしこちらは、かなり遠くて小〜さいし、ガスがかかれば見えないし、・・・やっぱり歩く事をお薦めする。

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林道
林道、仕舞いに、荒れ荒れ。。。
駐車場
駐車場

現地へのアプローチ:電車

中央本線 日野春駅(新宿から、各駅停車だけで行くと約3時間。特急で甲府まで行けば約2時間。)からタクシー利用30分。バスなどは運行されていない。

現地へのアプローチ:車

最寄ICは、中央自動車道須玉IC(東京高井戸から131.4km)。国道・県道・林道を走り継ぎ、滝まで一般道は、計16km、35分くらい。IC付近の道順は、武川村のホームページ内のイラストマップがわかりやすい!

▼リンク・・・北杜市 公式サイト。(2006.03リンク先修正。武川村のホームページは合併により閉鎖。)

プリントアウトして持参したイラストマップに従って国道20号牧原交差点まで行けたなら、あとは「精進ヶ滝」の道標が要所要所に立つので、探しながら進めればたどりつける。(・・・しかし帰りの道標は不親切なので、行きに道順を覚えながら進む事)。

最後の6.5kmの林道は、全舗装だが細く、荒れている部分もあり、長く感じる。すれ違いは譲り合いが必要だ。

▼参考:作者の今回旅行のルートマップ。牧原交差点と、須玉ICからのアバウトな道筋が確認できる。山梨のほかの100選の滝との位置関係の把握も可能。

駐車スペースは舗装で無料20台程度。紅葉シーズンや、同じ武川村の有名な実相寺の神代桜の季節などは、車が押し寄せ、駐車や転回困難な状態にもなるらしい。我々は、ゴールデンウィークの混雑を恐れ、早朝から動いていたので 08:47 到着、先客はいたがまだ少し余裕が残る状態だった。

駐車場には簡易トイレが2台ある。簡易トイレなのに、臭くなくて薬で洗浄する美しいトイレで感動した。でも備え付けのペーパーが無い。そしてトイレットペーペー以外には流すべからずと書いてある。「水に流せるティシュー」持参すべしである。(追記。2005紅葉の頃訪問時、トイレットペーパーあったそうです。情報提供:pokottonaさん)

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遊歩道

遊歩道マップ
現地の案内板。遊歩道情報部分。
ここではカットしてしまったが、滝見台の左手、川の上流には「北精進ヶ滝」「九段の滝」も書いてある。

09:00 歩き出し。駐車場からは橋を渡り、しばらくはなだらかで良く整備された歩きやすい道をゆく。川向こうにフォッサマグナなる大きな断層があるので眺めながら、だらだら歩いていくと、突然、という感じで一の滝がお出迎えしてくれる。

遊歩道風景
こんなところも
遊歩道風景
こんなところも

一の滝の上に見えるのは、二の滝だ。ここから川を間近に感じながら歩けるようになるのだが、足場も危なくなってくるので注意が必要になる。特に二の滝の脇を登る階段(一番最初の写真)は細くて、急。それに一段一段が狭い。特に帰り(下り)は踏み外さないように注意が必要だ。すれ違いも不可能。

遊歩道風景
こんなところも

その後も、何度も橋や階段が現れるし、川沿いの道も、岩ごろごろの足場の悪い場所をたくさん通る。

しかし、間近に流れる石空川の水はあくまでも透明で、ところによっては、美しい、渓流瀑と言えそうな流れも拝める。

そんなこんなで足元は悪いのだが、ちゃんと要所要所に案内板は立っているし、整備された遊歩道である。

最後はちょっと山?を登った気分になったら滝見台である。例によって三脚も2回ほど立てて写真を撮りながら、ゆっくり歩いて、休憩は無しで、09:45 到着だった。●駐車場〜滝見台 正味40分くらい

滝見台は、さほど広くないスペースだが、案内板と椅子がある。ちょっとガスっていたが、北精進ヶ滝はちゃんと見えた。記念写真も撮り、望遠レンズで滝の写真も撮り、次々人が来るので15分くらい居て帰路についた。

ちなみに滝見台から先は、九段の滝や精進ヶ滝に、もっと近付きたいところであるが、通行禁止の札が立つ。

10:05 に滝をあとにして、帰り道も2度ほど三脚を立てながら、駐車場に戻ってきたのは10:45。そういえば、二の滝の横の細い階段で、向かってくる人が切れずに、すれ違い待ちでけっこう待った。。。●帰り道は正味30分くらいかな?

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私的あとがき

実は今回は写真が少ない。それは、昨日の西沢渓谷がたたってか、カメラの電池がピンチであんまり撮れなかったのだ。(><)

・・・遊歩道から駐車場に戻ってくると、車が溢れていた。一部林道にも路上駐車。早めに動いて正解だった。

林道の展望台では、往路、霧で見られなかった精進ヶ滝の遠望が可能になっていた。2日間で山梨の3つの100選の滝を全て巡り、林道から遠望する滝もこの目で確認できて、とても満足な気分で車に乗っていた・・・のだが、まだ林道を走っている途中から、さっきまでの泣き出しそうな空がウソのようにスカッと晴れたのだった!その日はその先、晴天が続いた。・・・これは、ちょっと悔しかった!!

今度また、きっと晴天の下で、満充電のデジカメ持って透き通る石空川渓谷をたずねようと心に誓う作者であった。

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プランこの記事は一泊二日の「山梨編:100選の滝めぐり」の中の一部である。

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