「日本の滝100選を全部めぐろう」
言い出したのは夫のKimさんである。時は1998年晩秋。
北は北海道、南は沖縄西表島・・・(−−;
子供もまだ小さいし、あんまり現実的な話ではないなぁ・・・、と思いつつ、とりあえず私も、その話に乗った。「日本100名山」とかだと、とてもじゃないけど無理だけど、「滝」でしょ?それならなんとかなるかもしれない。
という訳で私はまず「日本の滝100選」の詳細を調べる事にした。するとすぐ、・・・自分の甘さを知った。容易に訪問できる滝は多いが、中には「徒歩片道4時間」「要登山装備」「道無き道をリボンの目印を頼りに」「熊注意」・・・そんな滝がいくつか、いや、いくつも、存在するではないか。
・・・そっそんなの、私のようなシロウトには、絶対、無理だぁーっ
命惜しいし、怪我もイヤ。危ない所には行きたくないっ。・・・
・・・しかし、だ。どうせ何年もかかる計画である。その間地道に歩き続けたら、ひょっとしたら上級向けの登山コースも歩けるようになる「かも」知れないゾ。行けそうな滝から始めれば・・・。
というわけで、「低山歩き」から山も歩いてみようという事になったのだった。でも山なんて、高校当時以来である。オマケに私、4年前右足大腿骨を骨折しており、日常生活には支障は無いが、右のヒザの上の筋肉の厚みが、左に比べて見てわかるくらい、薄い。
・・・・うーん、始まりはとても半信半疑。私、本当に歩けるのかなぁ??