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ハイキング JR中央本線成長日記 ←景信山高尾山→
山梨県

甲州高尾山(入門編)

2001.10.21(日)  初級向け  徒歩3時間50分  標高1100m  眺めが良い 滝あり 立ち寄り湯あり
大滝と大滝不動
大滝と大滝不動。

ななななんと約3年ぶりの山登り。ホントにやる気あるのか?

しかし、この日はちょっとばかり自信があった。なぜなら、この夏から通勤で「一日一万歩」歩くようになったからだ。地下鉄もエスカレーターは使わず全部階段だ。最初はきつかったけど、けっこう余裕でいけるようになっていたのだ。この日は徒歩予定時間も3時間半程度と、やや短かめの初級向け。今日はいける。ふっふっふっ

甲州高尾山は標高1100mながら、JR中央線「勝沼ぶどう郷駅」からタクシーで山の中腹まで標高差400mくらいを登ってしまって歩き始めるコース。

タクシーは、すごい道(細い+荒れている+ヘアピンカーブ+急勾配+でも舗装)をぐりぐり走る。大滝不動下でタクシーを降りた場所にトイレがあるが、これはほとんど朽ちたトイレという感じで使えそうもなかった。

滝あり まずは石段200段で大滝不動へ。ここまではほとんど難なくクリア。向こうの山にかかる大滝は遠望で迫力が無いがそれなりに大きい滝。

甲州高尾山山頂
山頂での記念写真

ここからいよいよ山道だが、ほどなく展望台。しばし休憩をとり、続きを行く。しばらく林道を歩くが、その先、山道の登り道に入る。

記念写真 山腹展望所

ここから、やっと本当に山道らしい登りが始まった。けっこう勾配がある道だった。しばらく登っていたら・・・・苦しい。今日は楽勝のはずだったのに・・・・・山って・・・、こんなに苦しかったっけ!?・・・歩きながら頭の中は遠い遠い学生時代。遠足で登山中「どうして?なぜこんな苦しい思いをしなくてはならないのだ?」「遠足でなければ、絶対に登山なんかるすものか」と子供心に誓った事がある、もう完全に忘れていた記憶の断片が浮かび、現状とだぶった・・・。

山頂付近からの展望
水墨画のような美しさ。富士山もそこに。

苦しかったが、距離は長くなかった。山頂は長い尾根で景色が良い!・・・・しかし、舗装林道がすぐそこにあったのは興ざめだ。歩かずともこの景色にはありつけるのだなぁ。

ちょっと広いところでちょっと早いけど昼食をひろげた。N氏がコンロを持ってきてくれて、ちょっと夢だった「山頂で珈琲」が実現した♪景色もよくてちょっとゆっくりする。

尾根道が続いた後、下りにさしかかるが・・・これがまたけっこう急な下りだった。運動靴の子供は滑ってくし、スニーカーで来た人はつま先が痛くなった。想像を越える急坂に子供は興奮気味。・・・むこうから登山の女性二人組が苦しげな表情で歩いてきた。思わず子供がしゃべる、「この先ねっ!すごい、すごい坂だよっ!」(わっ!そんな、苦しそうな人に、そんな事わざわざ言わないでよ、と思う私) すると対向のお姉さま、にっこり微笑み、「ここから先もね、・・・お楽しみはこれからよ」お姉さまの微笑みが悪魔の微笑みにうつった(お姉さまの方が、うわて だった)

急な下山道
急な下山道中。下界を見ながらどんどん標高を下げる。

急な下りは続く。そうだ。登りはタクシーで半分登ったけど、下りは標高分全部下りるんだ。下りは、長かった。下りが長いとまた下半身に来る。例によってヒザが痛いしそれに・・・トイレ!トイレにも行きたいよー。(山頂でゆっくり珈琲飲んでいた事を悔やむ)

やっと下界に下り付き、大善寺で待ち焦がれたトイレをお借りして・・・ホッとする間もなく、この先はただの舗装路だけど、距離があって、しかも緩やかながらずっとアップダウンが・・・もう既にマイッている足には辛いの一言。駅まで遠かった事!

立ち寄り湯あり 時間もオーバーして到達した駅、温泉まで歩くつもりがそこでリタイア。タクシーに乗る。「ぶどうの丘温泉 天空の湯」は綺麗で眺めもよく良い湯。今歩いた甲州高尾山が眺められる。う・うわーあんな所まで歩いてきたのか。と感無量・・・。

時間も遅くなったので軽食を食べ、もう真っ暗な中温泉を出る。こんな予定では・・・と思いつつ、東京までは途中乗り換えをはさみ、約2時間もかかる。夜になってからの帰宅ー。

惨敗。もう、思いっきり、負けた!

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● 今回の教訓

  1. 山にはトイレは無い。
  2. 山道歩きと平地歩きは、質が違う。
  3. 早めの行動、遅めの昼食。
  4. アバウトでも、タイムスケジュールをたてよ。
  5. 脚に自信の無い人は「杖」を用意すべし。
  6. スニーカーは長い下りでは、つま先が痛くなるらしい。(R氏実証)
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