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滝
静岡県 静岡市

安倍の大滝遊歩道

2003.11.02(日)  難易度3  好感度A  落差90m  歩 湯

静岡県「安倍の大滝」を訪問した。滝周辺の徒歩情報を中心にここにレポートする。

滝ギャラリー 安倍の大滝FALL100 記念写真

 
安倍の大滝遊歩道案内図
現地 入口にある案内図

アプローチ

安倍の大滝は、静岡県の安倍奥、梅ヶ島温泉から遊歩道徒歩片道40分の滝である。

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クルマ
梅ヶ島温泉
へは、東名高速静岡ICもしくは清水ICから(清水ICからだと少し静岡方面へ移動してから)北上すること、だいたい50kmくらい。部分的には細いが、基本的には走りやすい道で到達できる。

もしくは、中央自動車道の山梨県の甲府南ICからR140とR52を走り継ぎ約40kmくらいで大城入口信号、そこから安倍峠越え県道+林道26km(冬期閉鎖)で梅ヶ島温泉に至る。

ツーリング 安倍峠

山に朝日
遊歩道から。夜明け。山に朝日が・・・。

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遊歩道入口は県道29号(梅ヶ島街道)を梅ヶ島温泉街から1〜2km南下した民宿「湯の華」の直近にある。というか民宿「湯の華」さんの駐車場から生えている(県道からも入れるようだったが)。民宿「湯の華」の看板を目印にするとよい。(県道には「安倍の大滝」の目立つ看板は無いらしい)

安倍の大滝専用の駐車場や売店などは無い。車は民宿「湯の華」さんの駐車場に駐車可(「湯の華」さんに 一声かけてください)。民宿「湯の華」さんの駐車場には簡易トイレが一つ(遊歩道利用者のために設置してあるもの、自由に利用可)あり、遊歩道入口への目立つ看板もある。

宿民宿「湯の華」紹介ページ

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公共交通機関
しずてつバス 静岡駅前から梅ヶ島温泉行き 1時間45分 安倍大滝入口 下車。バスは2時間に1本程度、運賃1550円。

▼リンク:しずてつジャストライン・・・バス情報はこちらで。

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赤い吊橋
遊歩道最初の吊橋 (「湯の華」駐車場から)

遊歩道

我々は民宿「湯の華」に宿泊して、早起きして朝一番で滝見物に出かけた。朝5時半に起きるが、まだ暗いし、寒い。暖かい布団出るのヤダ〜と言いながらグズグズ準備を整え、ようやく明るくなりはじめた6時に宿を出る。多分、我々はこの日の滝、一番のりである♪

6:00 遊歩道は「湯の華」駐車場から登り道で始まる。最初は駐車場からも見える赤い吊橋を渡る。橋の下を、カモシカが横切るのが見られて、さすが早朝。赤い吊橋は少々揺れるが、丈夫な造りでそんなには怖くなかった。

赤い吊橋を渡った先には、案内図と案内板があった(このページの最初の写真)。案内図によると片道 1.2km の道のりである。

コワイ吊橋
次の吊橋、これはちょっとコワイ。

さて、続きを行くとまたすぐに、次の吊橋があった。この吊橋は、チョット怖かった。

コワイ吊橋ヒトが渡る図
すれ違い、たぶん不可能。

渡れる幅は、ヒト、一人分。赤い吊橋よりも造りが華奢で、よく揺れる。思わず手すりのワイヤーに手を添えるが、これが、雨も降っていないのに朝露でビッチョリ濡れていた(コンディションによっては軍手もあった方がよいかも)。そして、ちょっと長い。この日の戻り道、全部で3組のペアとすれ違ったが、3組目はまさにこの吊橋で遭遇し、我々が渡り終わるまで対岸で待っていただいたのだった。多客期などはここをネックに渋滞になるのでは?

まるで“登山道”
山道はじまり

吊橋、無事通過、いよいよ山道の始まり。行きは登りだと聞いてはいたけど、うわー、これは厳しいんじゃない?運動靴で充分と聞いて運動靴で来たけど、もしもトレッキングシューズとストックがあっても全然邪魔にならなさそうな、けっこう急な登り階段である。いきなりシッカリ汗ばむ始まり方・・・これは、思ったより手強いかもよ?(−−;;

・・・などと思うが、幸い、手強かったのは最初のうちだけである。遊歩道のほとんどは勾配もゆるやかな、細いけどよく整備された未舗装歩道であった。なるほど、全体的には、まぁ、誰でもOKの優しい遊歩道と言えるであろう。(でも、遊歩道というより、山道という感じかも。)

遊歩道
こんな感じの道が多い。

随所に距離が書かれた案内板が出るし、道を分けるときには標識もちゃんと出る。基本的には一本道をまっすぐという感じだし、不安なく歩ける。

後半、また小さい吊橋や鉄板を渡したような場所、木橋などもいくつか通る。

また、吊橋
また吊橋

どんどん、渓流の気配を身近に感じられるようになってくる。木に隠れてなかなか見えないが、たまに見える流れは、美しい。

いよいよ大滝が近くなり、その姿がちらほら見え隠れするようになる。すると、大滝とのご対面はもうすぐだ。

06:37 安倍の大滝到着。写真を撮りながらゆっくり歩いて37分だった。大滝では、滝壺の近くまで行けるので、飛沫が冷たい撥水性のあるヤッケなど、あった方がいいかもしれない。観瀑台付近は恐らく、必ずウェット。やっぱり滑りにくい靴必須であろう。

貸切の観瀑台で何枚も滝の写真を撮り、記念写真も撮り、ウットリ滝を眺めて、滝を後にしたのは 06:53。16分の滞在だった。

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山
朝日を浴びる、紅葉がはじまっている山

帰り道は来た道戻り。さきに書いたとおり、3組の滝に向かうペアとすれ違った。

日もだんだん昇り遠くの山を照らして、まだ若い紅葉も美しく、行き同様、何回か写真を撮りに足をとめた。

でも全体的に帰りは下り道なのと、知った道という事もあってか、早く感じた。

宿に戻ったのは 07:31。あれ?計算してみたら、行き 37分だったのに帰りは 38分かかってしまったゾ。帰り道、そんなに道草食いながら来たっけか???

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早朝滝ハイキングは、結局、覚悟したほどハードでなくて、“朝のお散歩”に、ちょうど良かった。

民宿「湯の華」宿泊者な我々は、お宿に戻ってあったか温泉朝風呂 をして、冷えた体を温めた。かな〜〜〜り シアワセであった。お風呂上りで滝のおしゃべりをしながらいただく朝食は、また一段と美味しく、楽しい時間となった。

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まとめ

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