作者が感覚的に書いてみた、現地マップ
※もう少し広域なマップは、 前のページに掲載。 |
「往古より釜の郷の地名となった景勝地である。
長い間水勢により掘り込まれた岩壁は、正に釜となっている。
両岸の絶壁突岩屈曲して、高さ数十丈より水は飛沫となって大きい渕に落ち、更に東岸より釜沢滝が併せて落ちるさまは附近の景観を重厚なものにしている。
昔片眼の龍が棲んでいて材木の鉄砲流しと言うので材木を流していたがある時その龍の怒りで材木がつかえて流れ出ないので困って龍の怒りを鎮める為にお祭りを行ったところその材木が流れ出した。その後二度と災厄の起こらないよう一之釜不動尊が祀られた。」 昭和62年3月 三富村 (現地案内板より)
一之釜は、目測で落差10mくらい。対岸には釜沢の滝が、こちらは目測で落差20mくらい。遊歩道を入っていくと、名無しの滝が迎えてくれる。こちらは目測、落差3m。
訪問したのが夕方だったせいか、貸切の空間であった。どちらかというとマイナーな観光地かと思われる。西沢渓谷の帰り道に立ち寄るのにちょうど良い場所にある。
マップの「ここから入る」ポイントの写真。
車が走っている道路が、R140。 ※ 写っている車は、勝沼から西沢渓谷方面へ走っている。 |
最寄ICは、中央自動車道 勝沼IC。国道140へ入り、雁坂トンネル目指して、北上する。
我々は、西沢渓谷(北)から向かったが、西沢渓谷からなら、車でだいたい15分くらい。
国道140から、脇道へ入るわけだが、何と言っても目印は「旅館こやす」の看板である。これが、どこの入口からでも、目立つのである。よく見れば、「旅館こやす」の看板の脇には、必ず「一之釜」の道標も一緒に存在する。でもこれは、そんなに目立たないのである。R140から一之釜へ向けて、いくつか入る道があるが、マップおよび写真で「ここから入る」と示したポイントからが一番行きやすい。ここから入れば、すぐに枝分かれする道に沿って左に入り、橋を渡ってつきあたり左だ。全て要所要所に「一之釜」道標あり。
「名瀑一之釜入口」 |
そして、細い道沿いに、写真の大きな入口看板が立つ。マップでは赤いマークの位置。ここから、マップでは黄緑色で示した遊歩道がある。
新緑の釜沢の滝。の一部。 |
問題は車を止める場所が無い。「入口」の写真では右に退避所が見えるが、「待避所につき駐車ご遠慮ください」と書いてある。ここまで車で来た人は、適当にスキマを見つけて停めるしかない。ちなみに国道から「入口」までは、だいたい 300mくらいかな?と思われた。(メモ忘れました。あやふやでスミマセン。)
ちなみに、三富村のホームページでは、一之釜と雷不動滝を「清水渓谷」として、マップ入りで紹介している。マップによると国道沿いのPに停めて歩くよう書いてある。でも歩くと書いてある通りの所用時間がかかる筈である。
(2006.03.追記。三富村のホームページは合併により閉鎖された。)
それほど広くはないが、滝は3つあるので一個一個前まで行って写真を撮っていたら、それなりに時間がかかる。足元は、もちろん未舗装だが、それなりに整備されているの運動靴なら充分だろう。
名無し滝も、意外といい味出してる。 |
マークでは黄緑色で示した遊歩道だが、下りていくと、まず名無し滝が迎えてくれて、川を渡る一之釜吊橋がある。橋の手前は、右へ行けば釜沢の滝を眺める事ができる東屋がある。釜沢の滝は、木が邪魔して全貌は見づらい感じ。全貌も写真に納めたが、当日は水量も少なくイマイチなのでボツ。橋の手前を左へ行く道は、しまいに朽ちており、ここから川へは下り辛い。ので行く意味無し。
一之釜。 |
吊橋を渡って、河原の岩場を左に歩いて行けば、一之釜を拝める。川向こうであるが、勢いがあって、良い滝である。・・・当日は夕刻訪問であったため、暗くて、写真はイマイチだった。もしも明るい時間にこの近所へ来たなら、またよってみたいポイントである。
単純に滝だけを全部見てまわるだけなら20分あれば行けそうかと思う。30分みれば、それなりに余裕ある滝見が出来ると思う。作者訪問時は、滝全部三脚立てて、歩ける範囲は全部歩いてきたので40分も現地に居てしまった・・・(^^;
次は、ご近所の雷の不動滝に続く。
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この記事は一泊二日の「山梨編:100選の滝めぐり」の中の一部である。