滝の周りは、飛沫が心地よい。 |
「この滝は、酒匂川の支流内川にかかっており 高さ約23m 幅約5m です。夕日の滝という名称は、夕日に映えるその美しさからきているようですが、一説によると毎年1月15日に太陽が、滝口の中央に沈むのでその名がつけられたと伝えられています。また、昔はこの滝より下に6滝ありました。
この滝は、金太郎伝説と深い関係があります。金太郎はこの滝の水を産湯に使い、足柄山で育ったと言われており、下流には、金太郎の生家跡や子供の頃に遊んだと伝えられる「かぶと石」「たいこ石」があります。
源頼光と主従関係を結び、坂田公時と名を改めたのもこの地だと伝えられています。」(現地案内板より)
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夕日の滝は、それなりに名の知れた滝で訪れる人も多い。キャンプ場もあるし、周りにはメジャーなハイキングコースも多い。交通の便も良く、一番奥の駐車場まで車で行ったなら、徒歩5分のお手軽滝である。しかし、お手軽さに見合わぬ存在感のある滝だというのが作者の印象だった。
最寄ICは、東名高速 大井松田IC。ひたすら県道78を南西へ、10kmくらい(地図目測)進む。地蔵堂は、やや上り気味の道中にあり、(たしか)正面に「地蔵堂」と書いた看板が立っている。(←曖昧な記憶です、すみません。)
県道から地蔵堂バス停へ向け入ったところ。 道はY字に分かれる。(写真1) |
足柄峠方面から来た場合、 電柱に道標あり。(写真2) |
そこで県道は右にカーブするが、直進する感覚でそのまま入っちゃうと、そこがバス停で、地蔵堂の駐車場への入路となる。そこが良く見るとY字(写真1)に分かれており、右の細い道を進めば夕日の滝への車道だ。
また、地蔵堂へ向けて、逆の足柄峠方面から峠を越えて来たなら、ヘアピンカーブの急な下りが落ち着いてまもなく、電柱に入口への道標(写真2)があるので、右折。そこがY字に分かれるので右を選択する。(このページにmapあるので参照されたし)
車は行き止まりの駐車場。 このすぐ手前にも駐車場が並ぶ。 (写真3) |
Y字を右へとったなら、夕日の滝までは、行き止まりまで直進するのみ。道は全舗装だが対向車線の区別が無く、細いところは、対向車があれば譲り合いが必要だ。行き止まり(写真3)まで直進すれば、左手に無料駐車場がある。舗装あり、30台くらいは停まれそう。ここから滝まで徒歩5分。
・・・道中左手に、民間の有料駐車場500円なるものもあったが、こちらはまだ滝まで距離がある場所なので、滝の近くの駐車場が満車の場合の非常用かな。
万葉ハイキングコースレポート アプローチ
参照。地蔵堂バス停下車。バス停から夕日の滝へ向けて、車道歩き15分を含む、約20分の徒歩となる。(ゆっくり歩いた時間。登山本などでは片道15分と紹介されている)
地蔵堂バス停から車道歩きをする場合、緩やかだが登り道である。さほど苦ではなく、軽く体が温まる程度な筈だが、もしもここまでハイキングで峠越えなどをしてきた初心者の脚には、もしかしたら少ししんどい登りかも。少しだけ心の準備をすると楽かもしれない。道中、金太郎の遊び石 と 金太郎の生家跡(でも、特に金太郎に興味のある人でなければ特別見るほどのものでもなかったような)、足柄人形の店がある。車道歩きは、車道の終わりまで直進。ゆっくり歩いて15分。
この簡易な橋を渡る。 |
小さな流れは踏み石を渡る |
滝の周りだけ別世界 |
(写真3) 車で来た人も、ここから徒歩である。駐車場から一段高い舗装路を行く。右手にジュースの販売機あるが(「金太郎」の赤い看板があるが、営業しているようには見えなかった。)他に売店など見当たらなかった。
この先左手にトイレ有り。トイレは網戸がついて、個室は3個、水洗でペーパーもあり、こういう場所にしては上等モノ。キャンプ場も見える。
そして橋を渡る。あまりに整備された園内でこんな所に滝があるのかと疑う気持ちになる。
その後、また小さな流れを渡るが今度は立派な踏み石がある(が、逸れると滑るのでちゃんと踏み石を渡ろう)。
その後、いきなり山に入るかと思う。木の根と石を踏み、一段登るとそこは風景が変わり山の中に迷い込んだかと思う。でもまもなく、滝が見え始める。
駐車場から徒歩5分なので本当にすぐだ。履物は何を履いてきてもたどり着けるだろう。
滝の周りは、水量にもよると思うが、飛沫がかなり舞っている。岩ゴロゴロで足場も良くは無い。滝の周りでウロウロしたり長居をしたい人はパーカー等と滑りにくい靴もあると良いだろう。
夕日の滝から、日本の滝100選に選ばれている洒水の滝までは、直線距離なら6kmも無い。マイカーで見て歩くには、実に手ごろな位置にある。
徒歩で県道をたどっても歩けない距離ではないが、ちょっと時間はかかりそうだ。健脚派には、山伏平経由でハイキングコースを経て洒水の滝方面へ向かう道もあるようだ。
▼参考… 洒水の滝。2001年簡単なアプローチ情報。
地蔵堂周辺 と 夕日の滝 |
さて夕日の滝へは、県道から入ってすぐY字の右を選択したが、Y字の左は、バス停を経て地蔵堂の無料駐車場への入路となっている。Pは固い地面の未舗装。30台程度。地蔵堂周辺にご用の人、ハイキングの人、夕日の滝までの道中の、金太郎の遊び石、金太郎生家跡などに寄りながら歩きたい人は、こちらの駐車場を利用するとよい。ここのトイレはかなり綺麗だ。個室2つ水洗でペーパー有り。
地蔵堂バス停横には「ふじや」なる店があり、みそこんにゃくやおやきが名物らしいが、今回は未チェック。いずれ訪ねて気に入ったらレポートする予定。
県道に戻り、道の向こうの脇道へ入るとすぐ、「万葉うどん」なる店がある。こちらは味見してきたので、別ページでレポートする。
「万葉うどん」
交差点の角に、地蔵尊なる小さなお社があり、県道から眺めることができる。
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#この日は万葉ハイキングコースを歩いた後、地蔵堂で食事を済ませて夕日の滝を眺めて帰路についた。ハイキングレポートはこちら。