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ツーリング
長野県

さよなら乗鞍

2002.10.11(金)  その他楽しみ 眺めが良い 道

乗鞍方面へ出かけてきた。

作者が初めて乗鞍を訪れたのは7年前の10月はじめ。 偶然遭遇した、乗鞍エコーラインの美しすぎる紅葉に大感激した記憶は、今でも鮮明に残る。

来年度から乗鞍(スカイラインとエコーライン両方とも)のマイカー乗り入れが禁止になるという。 この秋の10月初めに、撮影目的で乗鞍へ行こうというのは、随分前から計画していた事だった。

しかし結論からいうと、当日は、ちょっと紅葉には遅かったのか?エコーラインの紅葉は、綺麗だったけど、今一つ。そして、この秋が最後の乗鞍岳を楽しむべく???すごーい量の車。バイクも、いっぱい!!(==;) 何故だ!?渋滞を避けるために、わざわざ平日にお休みをいただいてきたのに・・・。大渋滞のため畳平と乗鞍スカイライン行きは断念。日帰りとあって慌しく、乗鞍高原と上高地乗鞍林道からの紅葉の写真だけ駆け足で撮って、帰って来る事に・・・。

しかし、今年は時間がなかなか取れない中、乗鞍に行って来る事が出来た!!…というのは、思い出深い出来事である。

・・・という訳で、今回は、スポット紹介、というか、手記。

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一ノ瀬園地
一ノ瀬園地

一ノ瀬園地

乗鞍高原にある。上高地乗鞍林道沿いにパーキングあり。 アイスクリームを売っている売店やトイレもパーキングのそばにあり、 ツーリングの休憩にも、使える。

この当日の一ノ瀬園地パーキング周辺は、カメラマンだらけだった!!!

カメラマンが写らないように写真を撮るのが大変なほど! 白樺の木に黄葉、紅葉、ススキも色を添え、実際美しく、名所なのだとは思うが・・・。(^^;;

牛さんも見られる。ハイキングコースも整備されてるらしい。 ・・・・・今度もしも時間をとれるなら、ここで一日ゆっくりしたいポイント。

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上高地乗鞍スーパー林道(有料道路)

全舗装の有料林道です。全長35.1km。二輪合計780円。
ちなみに内訳、
A区間 奈川村黒川渡から安曇村鈴蘭(乗鞍高原)の 15.3km。二輪310円。
B区間 安曇村鈴蘭から安曇村白骨(白骨温泉)の 6.7km。二輪210円。
C区間 安曇村白骨から安曇村中ノ湯上(R158)の13.1km。二輪260円。

上高地乗鞍林道からの風景
A区間の黄葉・紅葉

県道84(乗鞍エコーライン)の、乗鞍観光センターと湯けむり館(日帰り入浴)の交差点で交差している道。 ・・・って言ったら、わかりやすいかな?

南へ行けば、一ノ瀬園地を越えてA区間へ。北へ行けばB区間で白骨温泉へ。白骨越えたらC区間へ。

全舗装ではあるが、全線にわたり対向車線の区別は無く、1.5車線程度。 路面状況は、所にもよるが、全体的には、やや荒れ気味。。まぁ走行には支障無い。 程よいアップダウンとコーナーが、たんたんと続く。 今回は紅葉シーズンとあり、それなりに車もバイクもいたが、普段はかなり空いていて、作者はこの道、けっこう好き。

上高地乗鞍林道からの風景
C区間からのダイナミックな展望

全線にわたり、山間道路なので、良い季節なら、次から次へと、黄葉・紅葉も楽しめる。 当日もそれなりに綺麗だったが、今年はまだ今からでも間に合いそう。

個人的に展望が一番良いのはC区間と思う。 天気がよければ、右手に穂高連峰まで見えて、結構スケールの大きな景色が楽しめる。

ところで細い道なのだが、平日はたまにダンプと遭遇してビックリする事があるので、ちょっとご用心。

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・・・サヨナラ 乗鞍岳・・・

冒頭に書いたとおり、乗鞍岳の道路、乗鞍スカイライン(二輪1100円)と乗鞍エコーラインはいずれも、 来年度からマイカー通行禁止だそうだ。行った事のある人なら、畳平駐車場の大渋滞は見た事があるだろう。あれじゃぁ、しょうがないかな、とは思うけど・・・、日本の道路最高所2715mを自分の“足”で踏めなくなると思うと、 重ね重ね残念でならない。来年からは、バスで入る形になるのかな?

ちなみに、スカイラインの方は北斜面。 直線長めで「どっかーん」とスピード乗る道で(でもコーナーは割と回りこんでいる)、エコーラインの方は、南斜面。対向車線の区別はあるけど、道幅は狭くて、コーナーもタイト、勾配もきつい。 いずれも、高低差がすごいので、どんどん標高変わる快感は、なかなか、そこいらの山では味わえない。

・・・今回はエコーラインからのアプローチだった。途中で停めて紅葉の写真を撮ろうと、エコーラインを登りに選んだのだった。しかし、紅葉はイマイチ冴えなかったうえ、車が多く、延々、徐行する車の行列でのろのろ走った末(・・・作者のバイクは、ファン回るし、コーナーでは一速でも無理で半クラッチ(==;))、 ついに車の流れは、急勾配の途中で畳平駐車場からと思われる渋滞につき当たり、止まってしまった。

車の列は、はるか前方まで、止まっている。 すり抜ける事も考えたが、エコーラインは道幅も狭く、対向車も多かった。・・・しばし停まって、そこで諦めてUターン、下山する事にした。

あー、エコーラインを登りに選んだのは失敗だった!!スカイラインならもう少し広くて勾配やカーブもマシですり抜け可能だったはずなのに・・・。しかし、ここまでの渋滞は予想していなかったのだ。

前方に大雪渓と、うっすら雪を被った乗鞍岳山頂が見えた。その姿を目に焼き付けて・・・。

乗鞍岳
乗鞍岳標高2500m付近

細い坂道の車道の真ん中で、無事に向きを変え終わって危険の無い直線までバイクを運び、記念にそこから見える風景の写真を一枚撮った。標高2500mくらいかな??雲と同じ高さだった。この辺はもうすっかり、紅葉する樹木などは無く、鮮やかな赤い実(だと思う)をつけた植物と、 荒涼たる風景が印象的だった。

・・・これが作者の最後の乗鞍岳行きだった。

・・・乗鞍岳が雪に閉ざされるまで、あとわずか。

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ところで、来年からの乗鞍方面はどうなっちゃうのだろう?

あの地獄のような畳平の渋滞が解消されるなら、あの休日夕刻の、松本へ向かうR158の、狭いトンネルの大渋滞も緩和されるのか? 道の駅風穴の里の、トイレの、長い行列も解消されるのか? ちょっと興味はあるところ。でも、マイカー乗り入れ禁止でも上高地は、観光地として賑わっているように、乗鞍もやっぱり同じように賑わうのかな?

しかし、ライダーとしては乗鞍スカイラインが通れなくなるという事は、やはり、サビシイ。 乗鞍は東京からだと遠いので、乗鞍スカイラインを走れないなら、日帰りではわざわざ行かなくなるかもしれないなぁ・・・。

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