FALL100では初めて“親睦旅行”形式で、公共交通機関利用にて「称名滝(しょうみょうたき)」訪問。あいにく、天気は曇りで、ちょっと残念だったものの、日本一の落差350mを誇る称名滝と、雪解けや豪雨の後にしか見られないという、落差500mのハンノキ滝を、飛沫を浴びながら目前に見上げる感動は、ひとしおであった。
●オンロードライダーのためのアプローチ情報●
昭文社「ツーリングマップル中部('98)」84頁B1。
今回、公共交通機関利用にしたのは、隣接する立山黒部アルペンルート(一般車進入禁止)を観光目的で通り抜けたかった為。アルペンルート通り抜けの観光客の為に、マイカーの回送をやっているとの情報をキャッチしたので問い合わせたが、残念ながら、バイクの回送サービスは、やっていない。
しかも、称名滝に至る県道は、1998年版マップル中部に「二輪車通行禁止」と、明確に書いてある。立山までは入れても、そこからバスに乗り換え。・・・それなら・・。という事だった。
しかし、しかし!
称名滝への県道は、一般車OK。特に二輪車禁止の標識も見当たらない。そして駐車場にはバイクが止まっていた。そう、称名滝へは、バイクは通行できたのだ!!
我々は立山駅にはケーブルカーで入り電車で出たため、そこまでの道路状況は不明だが、立山から先の県道6&170は、二車線の綺麗な舗装路。右手に称名川を見ながら快適に、そしてあっという間に称名滝の駐車場に着くであろう。道中右手、称名川の向こう岸は切り立った崖だが、これは高さ400mで一枚岩としては日本一の大きさ で、“悪城の壁”と名前もついている場所という事なので、見逃さないように。そして進行方向には、称名滝がたまに、ハンノキ滝が頻繁に、見え隠れする。景色を楽しみながら、ゆっくり走った方が良さそう。駐車場は割と広い。WCもある。徒歩すぐにレストハウスもある。
徒歩情報。全線綺麗な舗装で、往きはほぼ平坦な上り徒歩20分程度。遊歩道の終点付近にもWC有。
最後の最後にある称名橋の上から、称名滝とハンノキ滝がV字型で同じ滝壺に落ちる姿を、飛沫を浴びながら(ちょっと濡れる。そして、冷たい。)、正面から眺められる。しかし、なんと橋の先の展望台は「落石の為通行止」柵が! (そんな事、ここに来るまで、書いていなかったぞ)
という訳で狭い橋の上で冷たい飛沫を浴びながら三脚たてて広角レンズでギリギリ撮った写真が、これである。・・・この通行止めは、いつ解除になるのだろうか?
ところでこの、滝を間近で見られる称名橋では、滝壺にだいぶ近いために、称名滝の上の段の方が良く見えない。この2本の滝を、アルペンルートの高原バスから、山の上から正面の位置で遠望できる。ちょっと遠いので小さいが、バスはそこで一時停止してアナウンスして、座席に座ったままだが、眺めさせてくれる。滝ファンはここも押さえておきたい。弥陀ヶ原→美女平(下り)の途中で、見えるのは、右手の方向だ。 (ここは確実に、一般車進入禁止)
●参加者● Kimファミリー、 ながたに、 ふくちゃん