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ハイキング 青梅線成長日記 ←タライ岬後半→
東京都

高水三山(前半)

2003.10.25(土)  中級向け  徒歩4時間  標高793m  駅発駅着
看板のマップ
軍畑駅前に立つ案内板

データ

高水三山とは、高水山岩茸石山(いわたけいしやま)、惣岳山(そうがくさん)の3つの山の総称である。軍畑(いくさばた)駅から御嶽(みたけ)駅へ抜ける縦走コースは奥多摩入門コースとして定評がある。高水山の標高759m、最高峰の岩茸石山の標高793m、惣岳山の標高756m。

しかし、入門コースというにはアップダウンが多く、体力に自信が無い人には不向きと、どの資料を見ても書いてある、徒歩4時間の中級向けコース。

中級向けコース初挑戦。どきどき。)

(文中で「御嶽駅」と「御岳駅」が混在になってしまった。私は「御嶽駅」だと思っているのだが、現地案内板の多くは「御岳駅」と書いてあり、表記どおりに書いたため。)

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アプローチ

我々は 06:43 御茶ノ水発 中央線普通電車で 07:36立川着。快速07:46 立川発の臨時電車の「快速 川崎―奥多摩ハイキング号 展望型電車四季彩」に乗車して、08:38軍畑に到着した。いずれもなんとか座れた。

余談だが我々は当初、もう一台遅い中央線快速(御茶ノ水06:58〜立川07:44)に乗車予定であったが、乗り換え時間が2分しか無いので幹事が万一遅れてはマズイと直前になって一台早い電車にしたのだ。立川に 07:36 に着いたなら 07:44発の青梅線奥多摩行きに乗車できた。それなら08:26に軍畑到着が可能であった(・・・と、後で知った)。次の機会はこれだ。

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コース

軍畑駅08:38到着。Suica、OK。改札外に駅のトイレあり。女性用個室は2つペーパー無し。

駅前に売店がある。お菓子や飲み物、タバコ、オムスビもここで買える。逆ルートで歩いた場合にはアイスやビールだってここで買える。土曜休日であれば朝7時から店を開けているので、アテにして来て大丈夫との事。(でもこの日はオムスビはちょっと遅れているとの事でまだ売っていなかった。)

トイレ行って売店寄って体をほぐして靴紐を締めなおし、他のパーティが皆消えた後、08:55歩き出し。

平溝橋

道標に従い、線路を渡り最初は車道をゆく。車道は広くてゆる〜やかに登り。右手に川を見ながら。

09:08 平溝橋が現れる。→
橋は渡らずに、左の細い道に入る。細い道は1.5車線だが舗装の車道、たま〜に車も通る。まわりの民家の庭(?)に栗が落ちているしススキもあるしで、秋の景色を堪能しながらゆっくり歩ける。

登山道入口
「高水山登山道入口」とある。

09:20 登山道入口。すぐ手前でオレンジの欄干の平溝川橋を渡り、道が右にカーブした後に現れる。●軍畑駅〜登山道入口 25分

09:23歩き出し。ここからしばらくは舗装道路だが、早くも、ちょっと息が切れる登り。13分後、舗装道路は終わり、数段の階段から山道に入る・・かと思うも、まだしばらくは整備された綺麗な階段が続く。右手にダムのようなものがあり、その脇の階段を上りきった後、本物の山道の入口が待っている。階段までは3分で、クリア。

山道始まり
ところにより、やや荒れ気味の登山道
林
手入れされた印象の林が美しい

さて、山道最初はちょっと荒れ気味である・・・木切れが転がっていたり、大き目の石じゃりじゃりだったり・・・、でも、少々の荒れよりも、ずっと登り続けているという事。そっちの方が問題だった。

6号目先ベンチ
6合目のちょっと先

ピークを登りきった気がするけど、それは、ちょっとした分岐。右手に登りは続く。「六合目」の石柱を見て間もなく、ちょっと座れる、朽ちかけたベンチがある。ちょっと一息。10:06着。●登山道入口〜6合目 46分

ここで3組目の登山者に道をゆずる。同じ電車の人は皆見送って出発したはずなのに、けっこう人に会う。この状態は最後まで続く。けっこうな人気コースだ。

この先もちょっと急な登りが続く。左右には背の高い杉林が続くのだが、ちゃんと手入れされた印象で美しい。さっきまでほど、ず〜〜〜っと登りという訳ではなく、たまになだらかな部分もあり、たまにちょっと楽。

道中分岐があるが、高水山を目指せばよい。「八合目」、「九合目」と石碑を確認しながらすすめる。

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道標
ここは常福院へ
紅葉
もうすぐ高水山頂
ちょっと紅葉も

10:31 高水山への道が別れる。ここは常福院経由を選んだ。ちょっと右手に展望が開ける。紅葉が、ちらほらだが始まっており、部分的に良い感じ。ちょこっと歩くと常福院の正面階段下に至る。

10:35 石段を登った門のそばに「十合目」の石碑あり。文政5年(1822年)再建という常福院本堂は小さいけど、ちょっと見応えがある造り。ベンチもあり休憩にも適(我々も15分休憩)。ハイカーがけっこう居た。裏手にはトイレがある。個室は3つの泡で流すトイレ、ペーパーは無いけど、綺麗。(この先終点までトイレは無い。)

常福院の裏手をほんの3分登れば、休憩舎がある小広場。まずは広場の左手へ行って展望を楽しむ。左から登ってくる道があるので、常福院へ寄らなければまっすぐここだったのかな?(そしたら、下りないとトイレに寄れないではないか。)。小広場から一登りで高水山頂を踏める。10:59着。●6合目〜高水山頂 35分

山頂はさほどは広くない。ベンチ有り。常福院で休憩したばかりなので記念写真のみ撮って、先へ。

記念写真 高水山頂

高水山直下の急な下り
急な下り。足場も悪い。

さて、山頂を出て最初、階段や、どこを通って下りようか足場を選ぶような急な下りが5分ほどある。それさえクリアすれば、あとは、緩やかなアップダウンのある尾根道となるので、たまに開ける展望を楽しみながら岩茸石山へ向かう。

岩岳石山直下
岩茸石山 山頂直下

山頂直下、ついに「キタキタキタ」という感じの斜面が目の前に立ちはだかる。ちょっと(え。これ登るんですか)って、立ち止まってしまうような斜面だが、実際に歩いてみると、岩ゴロゴロだが木の根っこも張り出している(足場になる所はある)ので、まぁ問題無く登れる急登である。急な区間入口から約10分で山頂。

ちなみに山頂直下急斜面の前に巻き道(「惣岳山、御岳駅」)への分岐がある。巻き道へ行くとこの急斜面はパスするが、当然のごとく岩茸石山頂もパスの筈である・・・。

岩茸石山山頂
山頂。

11:33 岩茸石山頂到着。●高水山頂〜岩茸石山 32分

岩茸石山頂は、ちょっとだけ広くて展望も開けるので、随所でお弁当を広げるグループがいっぱい。我々も片隅に陣取ってシートを広げてお弁当にした。食べている間、次々登山者が到着する。人気コースなんだなーと、あらためて思った。

後半へ続く)

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