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静岡県

タライ岬遊歩道

2003.09.26(金)  入門向け  徒歩2時間  標高-  眺め良し 湯

データ

タライ岬遊歩道案内図
弓ヶ浜にある案内板

伊豆半島のほぼ南端、海岸線の絶景スポット、盥岬(たらい岬)を訪ねるハイキングコース。この日歩いたのは弓ヶ浜から入って田牛(とうじ)へ抜けた後、竜宮公園を訪ねる徒歩約2時間の入門向けコース。

まえおき

このコースの玄関口は伊豆急下田。東京から特急で3時間ちかくもかかる。料金もけっこうかかる。

それで徒歩2時間。このコースを歩く為だけの東京からの日帰りは、ちょっと、ありえない。・・・と、ガイドブックを眺めながら思った事がある。

今回は、伊豆下田宿泊が目的だった。そのまま帰路につくつもりが、たまたま雨の予報が晴れて時間が余ったので、“あいまいな記憶”を頼りに、いきなり歩きに行っちゃった、という次第。地図も帽子も、トレッキングシューズも、ストックも無し、ペットボトルの飲み物(←“あいまいな記憶”その1:「コース途中にトイレや売店は無い」と読んだ気がしたのでタクシーで寄ってもらって購入)と、宿泊したので浴用タオルは持っていた...というくらいの装備で行っちゃった、けどなんとかなっちゃう、現地案内板完備、割と気楽なコース。

掲載データ時刻は、前日下田に宿泊した場合の時刻であり、もしも東京からの日帰りであれば、もっと遅い進行となる筈である。

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アプローチ

東京から特急踊り子で伊豆急下田まで3時間弱。伊豆急下田からは東海バス、休暇村経由石廊崎港行き(1時間に2本くらい)で所要23分620円。休暇村バス停下車。帰りは田牛から下田駅行きバスが所要18分420円で存在するが、こちらは1日4本しか無い。

▼リンク・・・伊豆急行:トクトク切符の案内など

▼リンク・・・東海バス:利用バス時刻表運賃検索ほか

我々はタクシーを利用した。行きは下田市街のホテルから弓ヶ浜まで20分3000円くらい、帰りは田牛から下田までなら10分2000円くらいと思う。(いずれも迎車料金を含んでいたかな?)

ちなみに帰り、田牛でタクシーは拾えない。平日だったせいか、人も車も皆無に等しい。行きのタクシーの運転手さんが「帰りは電話くださいね」って名刺をくださった。電話して10分程度で迎車がきた。お陰で帰れました。運転手様に感謝!(auの携帯は電波状態は悪かったけど、通じた。PHSはNG。私のdocomoは電池切れ...)(^^;

▼利用したタクシー:ヒフミ自動車株式会社 電話(0558)22-0273

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弓ヶ浜
弓ヶ浜の海

コース

9:05弓ヶ浜の海岸に降り立つ。弓のように湾曲した海岸線と共に美しい海が有名だが、この日は曇り空の下、ちょっと、どんより。

海に向かって回れ、綺麗なトイレと自販機有り。この先トイレ売店等は終点まで無い。

トイレの前の舗装された道をそのまま進める。一度、海とは、お別れ。ゆっくりペースの熟年女性6-7人のグループを追い抜き、まもなくまた海に出る。本で見た“あいまいな記憶”その2:「磯遊びができるのはここが最後」なので、海が見えてすぐ、道路をそれて海辺へ下りた。しばし海を眺めて道路に戻るが、その間にさきほどの熟年女性グループに抜き返されてしまった。

逢ヶ浜
逢ヶ浜。海辺を突っ切り、矢印の階段から山道へ。

そして道路を進むと、ほどなく道は磯へつながった。なんと。わざわざ道からそれなくとも磯だったんじゃん。損した気が・・・。●弓ヶ浜〜逢ヶ浜 10分

カニ
カニさん・・・。

ちょっと歩きにくい海辺で、また先ほどの熟年女性グループを抜き返して、山道っぽい階段へ突入する。いよいよここからトレッキングと思うも、よく整備され歩きやすいし、階段もそれほど急ではないし、問題は無い。カニさんが居た!さすが海辺のコース!!などと感心しつつ、5分ほど歩いたところで分岐に出会う。

詳細案内図
詳細案内図

分岐にはこのコースの詳細な案内板があった。我々はタライ岬へ行きたいので、ここで健脚コースまたはらくらくコースの、いずれかを選択する必要があるらしい。

しばし悩むが近道っぽいし、今日のコースは短いし、健脚コースを選んだ。

健脚コース
健脚コース

やや急な登り階段であるが、まぁゆっくり歩けば問題無い。軽く息は上がるし汗はかくけど、(山に比べたら)距離も短いし、全然たいした登りではない。登りきった所で水分を補給し一息入れるが、暑さも手伝って汗だくだし、展望がひらけるでもないし、・・・あんまり得した気がしない。なんかタテに登って下りる分、遠回りな気がしてならない。もとの道に戻って間もなく、さっき抜いた熟年女性グループに追いついた。彼女達はらくらくコースを選んだに違いない。やっぱり、らくらくコースの方がお得だったのだ。。。。

今度は細い山道で譲ってもらいながら、また熟年女性グループを追い越す。そんな事をするうちにタライ岬に到着する。●逢ヶ浜〜盥岬15分(健脚コースとらくらくコース、時間的にそんなに差はないのでは?)

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タライ岬
タライ岬。展望所とベンチ。

09:46 タライ岬到着。すごい日差しだった。真夏のようだ。雨上がりで湿気も強烈で、汗がだらだら流れる。突端まで行くと、海と空がまぶしい!かわいい花も咲いていた。

海岸コース
海岸コース

10:00出発す。ここから海岸コースを行く。海岸コースは遠国島(おんごくじま)や三日月の大洞など眺めながら海辺も歩く。今見直すと、案内図に「足元注意」と書かれているが、そんなに危ないっぽい所は無かったような・・・。

海岸コース
カニだらけ

いつしかまた山中(?)に戻ったと思うと、大小の赤い カニさんとてもとてもたくさん居た。雨上がりにはカニさんが出てくると看板に書いてあったけれど、たしかに雨上がりだけど、カニだらけだった。さすがにもう、めずらしくなくなり、写真を撮るのもやめた。そして歩くうち、さっきの、健脚コースらくらくコースに分かれた分岐に戻ってきた。●タライ岬〜分岐 15分

田牛へ向けて歩く。案内板によりヤブツバキが見られるらしいという事がわかるが、夏なので当然見られない。道のアップダウンも少なく歩きやすい道が続く。道端には夏の花が、ちらほら。12分後、「←田牛1.18km・浜100m→」の道標に至り、田牛を選択。(これが詳細案内図の「海岸へおりられます」という場所なのだろうなぁ。でも浜へはけっこう下りるような感じに思えた。)

トンネル
こんなトンネル抜けた

この先、いちおう舗装のある車道である。といっても、最初のうちは細い細い道で、カーブなんか、(これ、車、落ちれるよね・・・)というような、車で通ったらきっと怖そうな道。行き止まりだし、たぶん関係者以外は通るまい。

車道はだんだんと車道らしくなってくるが、そんな道なので交通量はほとんど無い。1台軽自動車が通っただけだった。まだ、カニさんがたまに横切る。。車一台分の幅のトンネルを抜けて間もなく、海沿いの道につきあたって田牛に至る。10:55●分岐〜田牛 35分

「タライ岬遊歩道」は、ここで終わりだ。でも私の“あいまいな記憶”その3:では、「竜宮公園に寄り道して田牛に戻れ」とあったように思う。サンドスキー場の写真もあったな。。。という訳で、竜宮公園がどこにあるのかよくわからないけど、海沿いの車道は、海にむかってを選択した。

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田牛の海
田牛の海

田牛ではどんより曇りだったが、それでも海の色はエメラルドグリーン。晴れていればどんなに綺麗なのだろう?

海へ下りるが丸い石じゃりじゃりで、歩きにくい。。海を見ながらゆっくりすすむ。しかし、いくらなんでも歩きにくいので、車道へ戻る。海を右手に眺めながら車道を行く。

龍宮窟入口
龍宮窟入口
ちょっとアヤシイ 雰囲気

右手の海に別れを告げてすぐ、右手にちょとした駐車場とトイレがある。11:08到着。駐車場の片隅には、怪しげなアーチが。「龍宮窟入口」とある。最初無視しようかと思ったけど、料金所がある訳でなし、とりあえず入ってみる事にした。階段を下りてトンネルをくぐるとすぐ、巨大な穴の中に出る。穴の中に穴が開いていて、海水が少し流れ込んでいた。これはちょっと綺麗で驚いた。道路からすぐだし、行って見る価値有りである。

龍宮窟
龍宮窟

龍宮窟を出て竜宮公園を求めて続きを行こうとすると、すぐにサンドスキー場が。なかなかすごい斜面である。そこで誰かが竜宮公園ってここだって言った。え??どこかに書いてあった???私はよくわからなかったが、この辺がそうだったらしい。ここで終点だ。という事で(私的には腑に落ちないまま)タクシー呼んだ。●田牛〜龍宮公園 10分くらい?(歩きにくい海辺をしばらく歩いて、海もゆっくり眺めて、駐車場到着まで13分だった)

サンドスキー場
サンドスキー場、砂の斜面

龍宮窟入口がある駐車場でタクシーを待つが、後ろに土手のような丘のような林に遊歩道らしきものが設けられていたのでちょろっと歩いてみる事にした。何か一周して戻って来たけれど・・・海は見えたけど・・・あと龍宮窟を上から見られるけど・・・ここはあんまり歩かなくても良かったかな・・(^_^;

電話して12分後にタクシーがやってきた。11:30になる前に龍宮公園を後にした。

(・・・帰宅してガイド本を確認したところ、ここが間違いなく竜宮公園として紹介されていた。)

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とっっっても汗をかいてしまったので、タクシーの運転手さんに日帰りでお風呂入れる所は無いか聞いたら、下賀茂「銀の湯会館」といわれたが、こりゃ方角が違う。下田あたりで旅館などで日帰りで入れるところは無いか、ふたたび聞くと、蓮台寺温泉(下田の次の特急停車駅)であれば、金谷旅館の千人風呂が良い、駅も近い、と教えられたので連れて行ってもらった。田牛からタクシーで3500円くらいだったかな。

▼リンク:金谷旅館・・・なるほど良いお風呂でした。風情ある佇まい。今度泊まってみたい。。

この後、蓮台寺温泉駅周辺には、“ピザ屋さん”と“とんかつ屋さん”しか無いと教えられた。結局通り道にある“ピザ屋さん”を選んだが、チキンカレーとチーズケーキは、美味しく食べられた。

下田をパスして蓮台寺温泉駅に来てしまった訳だが、駅周辺には伊豆土産を買えそうな店は見当たらず、手ぶらで帰路につく事になった・・・。

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● このコースの総括

この日は概ね雲りだったが、ず〜っと、じめじめと暑かった。雨の後という事もあるとは思うが、この数日東京では寒い日が続いていたのでこの暑さはこたえた。もしかしたらこの道は、夏向けではないかも。。。

海辺では、足元からサーーっと逃げるフナムシもたくさん居た。かなりデカイのも。これが(ゴキ○リ)に見えてしまう人は、ちょっと、トリハダモノです。(>_<)

● 今回の教訓(というか感想というか)

 

日帰りした場合の会計データ

電車:東京-伊豆急下田 特急踊り子利用で片道 6,460 円
現地:往復 バスなら 1040円。タクシーなら 5000円 くらい
千人風呂日帰り入浴:大人(平日)700円、(土曜休日シーズン)1000円。小学生500円。乳幼児300円。

 

参考資料:昭文社 関東周辺ハイキング(×年前の・・・)

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