2004.05.01(土) | 徒歩4時間 | 標高1400m | 西沢渓谷の滝 |
七ツ釜五段の滝 |
西沢渓谷は、東日本を代表する渓谷美を誇る名勝である。エメラルドグリーンの流れを眺めながらの遊歩道は、所要徒歩4時間、初級向け。(" “滝難易度”は、。)初級向けながら足場が悪いところや、滑りやすい所もあり、滑落事故も起きている・・・との事で、あなどってはならないとの事前情報。
シャクナゲ |
しかし結論から言えば、普通に注意して歩けば、さほど危険な所は無い。ただし、高低差は410m(高尾山よりあるじゃん)、距離にして12kmくらいある。これは、低山登山の覚悟で臨む必要がある。アップダウンはあるし、岩場や濡れている場所も少なくないので、トレッキングシューズ推奨である。現地で注意書きの写真も撮ってきたので確認されたし。
ハイシーズンは、しゃくなげの5月中旬と、紅葉の10月下旬だそうだ。この季節は、混雑も有名で、遊歩道が渋滞するそうである。・・・今年は花が早い。5月に入ったばかりの訪問だが、シャクナゲ満開を期待して出かけた♪
シーズンといえば、真冬にも、装備があれば進入可能で、氷壁が見られるらしい。この遊歩道は標高990〜1400mであり、初夏に涼を求めて訪問しても良さそうだ。
渓谷沿いには数々の美しい滝があり、折り返し点には、日本の滝100選に数えられている七ツ釜五段の滝が待っている。
東京からの、広域マップ。 |
東京から電車であれば、中央線利用で塩山駅へ、そして塩山からバスがある。参考までに、JR利用で東京から塩山までは、各駅停車を乗り継いでもだいたい2時間半くらいで行ける。特急利用で時間はもっと早まる。
バスは本数が少なく、料金も片道1020円かかるため、人数が揃うならタクシー利用を検討すべし。らしい。
▼リンク・・・★山梨交通の路線バス
西沢渓谷や周辺ハイキングに便利なバスの時刻表がここに。
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朝9時前の駐車場。 |
中央自動車道 勝沼ICが、最寄。一般道をだいたい30km。三富村、雁坂トンネルを目指して走れば着くと思われる。今回は別ルートからのアプローチだったため、勝沼ICからの詳細はわからない。
また、雁坂トンネル開通のため、秩父・関越道方面からのアプローチも可能になった。
現地周辺。ずっと広くて走りやすい2車線道路のR140で、なだらか〜に実はぐんぐん高度を上げてゆくと、道の駅みとみが左手に現れる。すると、直後に「西沢渓谷→」標識が出る。西沢渓谷は国道の左側に位置するため、左に入るとばかり思っていたので、一瞬ためらってしまったが、R140に別れを告げ右に向けて進入する。するとすぐにまた左手に下り道があり、広い無料駐車場が見える。・・・・広い駐車場だが、朝9時前に到着したというのに、既にほぼ満車だった・・・(^_^;
▼ 参考:今回旅行のルートマップ。山梨のほかの100選の滝との位置関係の把握が可能です。
渓流の流れ |
09:06歩き出し。駐車場から上がっていくと、右手に東沢山荘がある。売店もあり、土産物なども売る。ヨモギ餅が名物。まだ開店前の時間だったが、モノを買える場所はここが最後。トイレもあるようだったが、どこにあるのか、わからなかった(^^;
山荘を過ぎたらバス停があった。その先ちょっとした広場があり、有料で車を停められるようだ。・・・帰り道、車で気にして見たら、国道の道の駅の先(来る時は手前)にも広い有料駐車場がけっこうあるようだったので、いくらなんでも停められないという事はなさそうである。
現地の遊歩道マップ (クリックで大きな写真) |
最初はなだらかな車道歩きである。国道の下をくぐる。かなり離れているが川が見下ろせる。そして水の色は、はやくも、エメラルドグリーンだ。だらだら歩いていくと20分たらずで、トイレと休憩舎の立つ広場に到着する。こちらのトイレは綺麗でペーパーあり、水洗。
休憩舎とトイレ |
遊歩道はぐるりと周回コースなのだが、この広場は帰りにも通るポイントだ。警察の宣伝カーが、ハイキングコースの注意を呼びかけ、コースの案内マップも配っていた。今回、コース図を忘れた・・・(^^;)が、ここで入手できた。でも実際は、遊歩道上では案内標識が完璧にガイドするので、このコース図は、ほとんど見る事は無かった。
09:30、いよいよという感じで歩き出すが、まだなだらかな道が続く。09:40、西沢山荘前に最後のトイレがあるが、通過。09:46 二俣吊橋を渡る。この先いよいよ山道という感じになってくる、東沢渓谷入山禁止の注意書きの看板など眺めながら、西沢渓谷の始まり(?)となる。
大久保の滝観瀑台(一番左)と、 急な階段。 |
最初はなだらかだが、大久保の滝の展望台(09:54)のあたりからけっこう急な階段になる。このあとは、滝や名所が目白押しで現れるのだが、遊歩道は狭くなったり、ビチョビチョになったり、岩場になったり、上ったり下りたりと、ちょっと忙しい様相となる。
鎖につかまりながら |
三重の滝と魚止滝(魚止滝は落ち口しか見られなかったのだが、他に観瀑ポイントがあったのだろうか?)、
滝ごとに案内板が設けられているが、観瀑ポイントは限られる。
三脚を立てての撮影は混み具合や道の細さやコンディションによっては、困難な場合もある。遊歩道は一方通行なので、すれ違いは無いのだが、あとからあとから人がやってくるため、やはり譲り合いとなる。この日はGWとはいえ、渋滞するほどの混み具合ではなかった・・・ベストシーズンだと、三脚立てるの無理っぽい。
三重の滝、竜神の滝、貞泉の滝1、貞泉の滝2 の写真up。落差は全体的に、小ぶりです。
(後半へ続く)