2004.05.01(土) | 徒歩4時間 | 標高1400m | 西沢渓谷の滝 |
貞泉の滝付近、狭くてビチョビチョ。 |
(前半より続く)
滝と渓流も美しいが、新緑も美しく、岩場には小さな花(クモイコザクラ)もたくさん咲いていて、カメラだかりが出来ていた。見逃さないようにゆっくり歩きたい。
渓流沿いの道(?) |
遊歩道沿いの岩壁にも、ささやかな滝が・・・。遊歩道にも水が流れている。春先限定か?(^^;
足元に注意しつつ、流れと景色を楽しみつつ、後続者の迷惑にならぬよう足をとめつつ、写真をとりつつ、休憩もとりつつ、道端の小さな花にも足をとめつつ、疲れるが飽きない感じで往路はいよいよクライマックスを迎える。
「一人づつわたれ」 でも、シッカリした橋 |
「1人づつわたれ」の橋を越えて一登りすれば、ついに七ツ釜五段の滝が見下ろせる。最初、看板がある位置からは、木のむこうに滝があるので良く見えなくて不安になるが、その先で滝をちょうどよく見下ろせるポイントがあるので写真はそちらで。
、七ツ釜五段の滝の写真。
11:30 七ツ釜五段の滝到着。七ツ釜五段の滝は、ここまでの滝と比べて、確実にワンランク上の規模と美しさに思えた。●駐車場〜七ツ釜五段の滝 だいたい正味2時間程度(休憩や撮影のため、た〜くさん立ち止まったので、だいたいの時間だ。)
滝を見ながらオムスビ |
遊歩道は狭くて、滝と一緒の撮影場所は限られる。
でも、少し下りていけるので、平らな場所ではないがお弁当を広げる事は可能である。滝を眺めながらのオムスビは、最高に贅沢な気分だった。
昼食後は滝壺まで下りて、最下段の飛沫を心行くまで眺めた。
12:35 滝を後にする。とはいえ、この先、七ツ釜五段の滝に寄り添うように、遊歩道は登りになる。滝の上の段の流れを覗き込みながら、渓流に別れを告げ、滝も終わりかと思っていたら、さらに不動の滝なる元気な滝を見る事ができた。これで本当に、滝はおしまい。
不動滝の先も、登り。 |
不動の滝の後は、登山だ。しばらくひたすら、山道を登る。
シャクナゲ群生地。・・・シャクナゲはぁ?? |
途中で「シャクナゲ群生地」とかかれた看板が立つ、白木の階段となるが、シャクナゲの花は、まったく見当たらない。まだシーズン前なのだ!
何度も足を止めながら、ようやく登りきると、右手に「滝の上展望台」があり椅子と、トイレもある。しかしこのトイレは、処理能力に限界があるため、できるだけ利用せぬよう、注意書きが立つ。●七ツ釜五段の滝〜滝の上展望台 30分以内(やはり写真を撮りに立ち止まったのでよくわからない)
「滝の上展望台」からは、山が見えるのみだ。あとは、黒金山(だったと思う)の登山道入口がある。
トロッコ軌道跡 |
小休止のみして、13:06 展望台出発。トロッコ軌道跡を歩く下山道である。ひたすら山の中の道。
途中五つ淵(いつつふち)という橋の上から七ツ釜五段の滝を、遥か下の方に見下ろせるが、この景色は、木が生い茂ってしまったら見られないだろう。
五つ淵からの七ツ釜五段の滝の写真。
軌道跡。下は深いガケ。 |
トロッコ軌道跡は、道幅もあり、なだらかで歩きやすいが、地形が急峻であり谷は深いので、チョット注意という感じか。途中なにかと説明板もある・・・が、これが結構距離がある上に変化が乏しいので長く感じた。
13:43 大展望台なる看板と、ベンチがあるが、通過。山道には季節の花もチラホラ・・・でも花は、まだまだこれからかな。下山途中、2度ほど「シャクナゲ群生地」の看板に会うが、最後の最後の群生地で、ほんの一角だがシャクナゲが咲いていてくれたので、少しだったが、納得した・・・。
14:30 川沿いの道につきあたり、中悪沢の看板。「←バス停2km」の看板も。ここから砂地の車道のような道になるが、まだ道は続く。そしてねとり橋を渡れば、14:45、朝トイレを借りた広場に到着した。長かった・・・。●滝の上展望台〜広場
正味1時間半程度。
展望風呂看板 |
広場を出てからは、なだらかな道を、往路と同じ20分くらい歩いて、東沢山荘前に到着。控えめながら、展望風呂の看板が出ていた。大人 500円 小人 300円。車でちょっと移動すれば、たくさんの日帰り温泉施設がある西沢渓谷だが、電車とバスで来た場合は、このお風呂は良さそうだ。
売店も営業しており、人も増えていた。名物のヨモギ餅は、餡が甘すぎず美味であった・・・。
東沢山荘に到着したのは15:09 だった。入山したのが09:06なので、みっちり6時間居た。くたびれたけど、新緑と清流を堪能したので満足である。
▼リンク・・・
★山梨市 公式サイト。
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この記事は一泊二日の「山梨編:100選の滝めぐり」の中の一部である。
レポートは次の滝、一之釜に続く。