2005.11.13(日) | 徒歩3時間30分 | 標高599m |
3号路入口 |
3号路・橋を何度か渡る。沢に水は無い。 |
かすみ台 |
どんぐり。いっぱい。 |
(前半より続く)
下り道は5号路を経て3号路へ。前回来た時は4号路吊橋コースを歩いたので、今回は3号路かつら林コースを下りる事にした。
来るときに通ったトイレの前の交差点から登山道に入ると、いきなり人が少なくなった。・・・ちょっとホッとした。
最初は子供の団体と遭遇してしまい、ちと喧しかったが、足を速めて歩くうちに、いつしかだんだん静かな山歩きが再開できた。静かと言っても、一組や二組は前後にいつでも見えているのだが。
3号路は、同じ中腹までのコースである4号路よりも、距離が1kmくらい長い。想像通り、全体的に下ってはいるものの急な部分はほとんど無く、なだらかで、カーブを重ねながら、林の中のさほど展望の開けない道を、ず〜〜〜〜っと歩き続ける感じ。同じような角度で橋を何回か渡るし、高低差も緩いのであんまり進んでいる気がしない。
3号路から2号路に入って蛇滝を目指す事になる。交差点ごとに道標が立つので、迷う事は無い。上り下りがあり、人も増えだす。●山頂〜3号路〜2号路経由1号路かすみ台 65分
14:08。メインストリート(1号路)に出る。一気にすごい人。そこは「かすみ台」といって遠い山の稜線が見渡せ展望が良かった。ちょっとした広場がある。1号路を横断し、広場のむこうの道から、下り階段がある。「自然研究路2号線
蛇滝・蛇滝口バス停」と書かれた道標がある。・・・入門者の頃に歩いた時に、「滝がある」と気になってはいたものの、当時、猛烈に下るように見えるその階段に“寄り道”する余力は無く、いつか行って見てやろうと思っていた。7年も前の話である。ついに確かめに行くのだ。
蛇滝へ下り口 |
14:12。2号路経由蛇滝への階段を下りる。2号路は高尾山中腹の周回コースであるため、下り始めたら間もなく2号路ではなくなり、高尾山のメインの登山ルートからは離れる下山をする事になる。下りる先は、旧甲州街道の蛇滝口バス停で、JR高尾駅〜小仏間のバスの途中である。
蛇滝への下山 |
この道の入口は、「下りたら登りたくないだろうなぁ」と思うような階段だが、その階段の先も期待(想像)を裏切らないけっこう急と言えるレベルの勾配の坂道で、つづら折れで、どんどん標高を下げる。途中で追いついて来た子供達が、転げるように前方へ消えた。さっきまでだらだら歩いていた3号路に比べて、全然山道らしい。歩きやすい整備された道ではあるが、油断すると脚にくる。そんな感じの下り。
…入口に2号路の道標があるためか、「この道どこへ行くの?」と道中数回聞かれた。高尾山のメインの登山道に比べても明らかに人が少ないので、不用意に入ってきてしまった人は不安になるのだろう。「蛇滝口バス停へ出ますよ」「バスでJR高尾駅へ行けますよ」と言うと、「これをまた登るのもねぇ〜」という事で皆結局、道の続きを行くのだった。
祠と水の流れ |
右コーナーの山道の左手に、簡易なつくりの小さな祠があり、祠の左奥上方からはこちらに向け滝といえば滝???と言えなくもないか??というような岩を湿らす程度の流れがある。・・・蛇滝は琵琶滝同様、行者が打たれる滝だと知っていたのでこれではない。念のため祠の中の文字を確認したが蛇は関係無さそうだった。
この祠から蛇滝道場まではすぐであり、1〜2分だ。14:35到着。●かすみ台〜蛇滝 20分
で、見られるのは蛇滝水行道場であり、結局蛇滝は見られない。実は作者自身は、蛇滝は一般人は見られない情報はインターネットで既に知っており、なおかつ確かめに来たのたが、「蛇滝」の道標につられて「滝があるかも…」と来てしまった人はさぞかしガッカリするであろう。(7年前、こっちに来なくて良かった)
14:43 蛇滝道場を後にする。この先は蛇滝の下流に沿う道を下りるのだが、車がなんとか通れそうな舗装路となってくる。しっとり路面に落ち葉、滑りそうでチョット怖い。10分と歩かずに蛇滝道場の正門(?)に至り、こちらには車が数台停まれそうな駐車スペースがあった。
「旧甲州街道はもうすぐそこ」と思われる場所 |
高尾梅郷コース |
公園に出される |
甲州街道に出た |
その先は舗装路面の下り道となって、14:55 “「旧甲州街道はもうすぐそこ」と思われる場所”(写真)に至る。●蛇滝〜旧甲州街道そば(湯の花梅林) 12分
車道から下りる階段があり、高尾梅郷コース案内板なるものが出ていたのでチェック。これによると、現在地は「湯の花梅林」徒歩50分でJR高尾駅に至るらしい。…案内板のイラストのある限りではまた一山越えるのか???
バスを待ち帰るつもりだったのだが、余力もあったので、どんな道かはナゾだが「徒歩50分」を信じて・・・、一休みした後、歩いてしまう事にした。15:05、出発。
さてこの道は最初はハイキングの続きのような道を行き、寄り添う流れも時に滝の様相を成し、なかなか良い気持ち…な部分もあるのだが、ときに民家の裏庭のような所を行き下水の排出口のような水の流れも見て、ときに道標があったり無かったり、時々住宅地の真ん中の公園みたいなところに出されたり、なかなか迷路な道である。
途中「徒歩20分で高尾山口」との道標があり、え?戻らされちゃうのかな?とも思うが結局は、心配した山登りらしき勾配も無いままに、甲州街道(R20)に至った。
道標には「←JR高尾駅徒歩約15分・京王高尾山口駅徒歩約10分→」とあるので、やや高尾山口寄りという事はもしかしたら最初に予定した道を少し外れているかもしれない。
「高尾駅前」交差点から見た街路樹の黄葉が見事! |
JR高尾駅の方が料金は高いが乗り継ぎが便利なので、目指すはJR高尾駅。甲州街道を歩き、駅のそばのコンビニでビールを買って、高尾駅到着は15:55。●湯の花梅林〜高尾駅50分
駅では5分以内に中央特快が発車すると知り、慌ててトイレに走ったが、結局はその中央特快に間に合った。…ちょっと歩き足りないかな…なんて山頂では思っていたが、結局最後の徒歩50分のオマケまで歩いたら、それなりに歩いた気がして、満足満足。車内でビールで乾杯し、帰路についた。
(今回の利用交通機関) | |||||||
高尾 | 15:59 | → | (中央線中央特快 東京行) | → | 御茶ノ水 | 16:55 | \890 |
新御茶ノ水 | 17:05 | → | (千代田線 柏行) | → | 根津 | 17:09 | \160 |
来週は、初級向け4時間程度の山歩きにチャレンジするぞ。
次のレポートは「清滝」→