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神奈川県

明神ヶ岳(前半)

2005.11.20(日)  初級向け  徒歩3時間32分  標高1169m  眺めよし 湯
りんどう

データ と まえおき

箱根ハイキング定番コースの一つで展望も良く、下山後は温泉が待ち受けているというこの魅力的なコースは、以前より本で見て行きたいと思っていた山である。

あざみ明神ヶ岳の標高は1169m。ガイドブックに「最も楽」だと紹介されているのは、明神平バス停発宮城野支所前バス停着徒歩3時間32分初級向けコース。終点の宮城野バス停付近の標高は450mくらいなので、高低差は719m。 あれっ!?(^▽^;・・・

この花は?・・・実はこのコースを決めたのはいきなり前日夜だった。先週の高尾山が楽勝(^-^)だった作者は、ちょっと短いかな〜とは思いつつ、今週は奥多摩方面の「高低差500mくらいの8km3時間コース(追記:12/1訪問)」を予定していた。先週の高尾山に比べて高低差+200mのつもりだった。それが、前日夜ホームページの更新をしていて気づいた。「高尾山の高低差400m」だ。300mだと思い込んでいた。・・・そしたら高低差「+100m」だけの奥多摩のコースは、高尾山と大差無い。「+200m」は欲しい!!大急ぎで資料をあさって、その場で決めたのがこのコース。徒歩3時間32分と言っても計算したら高低差619mあるからじゅうぶんレベルアップ。来週の早戸オフに向けた、最後のリハビリに申し分ないぞ。・・・

るるぶのマップ
当日持参した資料コピーの地図。
るるぶ情報版日帰りハイキング&温泉首都圏版'01-'02

・・・高低差619m。そう信じて行って来たが、今計算したら高低差は719mだった・・・(^▽^;

“物心ついてから”のハイキングで高低差719mは自己記録更新である。(今、知った。)

・・・そんなわけで、またいきなり決めてしまったのだが、実はその時点で少し気になる問題があった。もっと詳しい別の最近の登山ガイドにこの一帯の登山ルート案内と地形図が載っていたが、この黄色い線でなぞった部分の道は、記されていなかったのだ。

…とはいえ、3〜4年前のるるぶ、問題無いだろうと資料コピーだけを持ってでかけた。「箱根」ならば私は「2004年版 山と高原地図」を持っている。しかしそれを確認する事も持参する事もしなかった。(反省)(反省)(反省)・・・

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アプローチ

(今回の利用交通機関)
根津 06:34 (千代田線 代々木上原行) 代々木上原 06:59 \230
代々木上原 07:06 小田急線急行+箱根登山線急行(箱根湯本行) 箱根湯本 08:53 \1100
箱根湯本 09:15 箱根登山バス(仙石経由桃源台行) 明神平 09:39着 \650

箱根は遠い。ロマンスカーを使えば早いが、金がかかるし我が家からだと乗り換えが面倒。今回のような思いつきのお出かけではチケット手配も・・・。

・・・ということで小田急線急行でたらたら行く事に。乗り換えの代々木上原からでさえ2時間くらいあるのに、小田急線急行電車にはトイレが無い。覚悟して乗っているけど、何とかしてもらいたい・・・。

箱根湯本駅のトイレは音姫付きでペーパー有りキレイな個室は計10個もあるが、構造が悪いので、どこが空いているかわからず空いているのに人が並んでしまう…でもこの日の混雑では行列には至らず。この先トイレは無い予定なのでしっかり済ませてGo。

ローソン前
国道138のローソン。本日のルートは、その先から入る。
変形十字路
マンションの先の変形十字路を、右へ下りていく。
登山道入口
登山道入口。こっちからは見えない!!
登山道入口
反対側から見た、登山道入口。

桃源台方面バスは4番。バス乗り場は駅からもう見えるが、乗り場までは地下道経由。バスは頻発なので安心。バスターミナルには案内の人が2人居て、切符も乗車前に購入できた。

▼参考…HakoneNavi 「箱根の交通」から、箱根の交通機関の路線図や主要駅時刻表が見られる。

ルート

我々は明神平バス停で下車。「歩き始めるのは宮城野支所前でも大差ないが、明神平からの方が道がわかりやすい。」と資料にある。

バス停から道を渡って少し戻った場所にローソンあり。おやつを買ってトイレを借用。ここが本当に最後のトイレ。09:50ローソン出発。さらに少しだけ戻って脇道へ入り、「碓氷橋」を渡って「東急サニーパーク」方面へ行く。

補足だが、国道から入るところに「新碓氷橋」と看板があるので別の場所に碓氷橋があるのかと迷ったが、脇に入った道にある橋は「碓氷橋」なので、その道で正解。よく見たら国道の方も橋になっていたので、それが「新碓氷橋」なのだろう。

最初はつづら折れの登り坂の車道歩き。けっこうタクシーに抜かれる。別荘地なので迎車か。「マンションのすぐ先の分岐をに」の文字情報、なんとなく立派なモノを想像しながら進むが、左カーブで前方に現れる、白い3F建て程度の質素な建物。…これかぁ?それがけっこう広くて、建物の終わりには変形十字路が。ここを右へ下りていく。ローソンからここまで13分

その先は少し細い道になり、途中別荘の前を何件か通る。左からやや太めに見える下り坂道が合流してくるT字路があり、その直後登山道入口がある。なんと、こっちから来ると、まったく見えない!!

ちょうどその場所で登り支度をする先客が居たから気づいたものの、居なければ完全に見落として通り過ぎるところだった・・・。「変形十字路から登山道入口まで5分。」

登山道入口の看板は完全に反対向きに立っている。道の反対側には「宮城野支所前」への道標があった。あとで話した登山客の話でも、宮城野支所前から来るのが一般的らしい。まぁ問題なくここまで来たので良しとする。帰りはここから下りようと、いちおうチェック。

ここでまた気になる事が。ここに立つコース案内にも、さきほどの黄色い線でなぞった部分の道は、またもや記されていなかったのだ…。●明神平〜登山口 18分

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いきなりこれ 木の根丸出し
いきなり厳しい階段。
木の根丸出しの登山道。

10:15登山道に入る。いきなり階段。そしてしっかり登り。いきなり厳しい階段も。

途中から別荘の真裏を通る。たまに有刺鉄線が張られていたりして敵意を感じる。

登山道は雨天時は水路になっているらしく、細く深い。途中、木の根が丸出しになった壁に囲まれて登る雰囲気は独特だった。

10:39。しんどい登りが続いた後、開けた所に出たと思ったら、そこは車道との交差点だった。(--;) ここまでは別荘地沿い。左の道はきれいな舗装道路。右は砂利道。…車で来られると思うと、なんかここまでの苦労がくやしい。●登山口〜別荘地上端 24分

ここから階段
またここから階段

10:45 車道との交差点で一休みの後、続きの登り道を歩き出す。明神ヶ岳へは70分の道標がある。最初は階段から。

歩き出してまもなくは展望が開けたり、紅葉青い空が美しかったり、キョロキョロたりカメラを構えたりしながら歩き、10分くらいで左手に砂防ダムを見て、その後車が停まっているのを見ながら、道標が立つ平地から階段を登り始める。ここから先はキツイ!

階段は崩れ 登山道に倒木
階段は崩れ
倒木あり
道幅は水路 岩ごろごろ
水路程度の道幅
岩ごろごろ

この先は、勾配がきつい足場が悪いの2点に尽きる。

復活後、はじめてほとほとキツイと思った。忘れてた太ももにくるキツさだ。山なんかもう絶対登らないって誓った遠い中学校の頃の遠足を、久しぶりに思い出すような登りだった。

この登山道は雨ならまるっきり水路になるらしく、登山道はえぐれている。狭い所は足場が丸い。そしてところどころに設置された階段は崩れていたり、または土が皆流されて、寂しく残った組まれた木だけがコース上のハードル状態で地面に刺さって並んでいる場所を何箇所も通る。

途中、勾配はきついままで岩がごろごろ顔を出している地帯があって歩きにくい。大きな岩を足をかけながら越えないといけない所もある・・・。

思い出した、高低差600mといえば美ヶ原の百曲り登山道がそうだった。あれも、長い登りがきつかったなぁ。でもあれより時間が短い分急だし足元も悪い。…高尾山の次にこれは、無謀だったかな?なんて思うがあとのまつり。

そんな感じで、ペースはむちゃくちゃゆっくりだったように思う。・・・でもこんなの初級向けなのだよね…。と、我ながら体力の無さに苦笑する。この区間は、長く感じた。ひらけたところに出るとそこは明星ヶ岳への道を分ける鞍部

11:23到着。登山口入口からここまでは、コースタイムを10分ほどオーバーしてしまった。●別荘地上端〜鞍部 35分

後半へ続く)

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