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ハイキング 東武東上線成長日記 ←岩礁のみち後半→
埼玉県 外秩父

大霧山(前半)

2003.03.21(祭日金曜)  初級向け  徒歩3時間35分  標高767 m  眺め良し 店

データ

大霧山(おおぎりやま)。標高767m。外秩父屈指の展望自慢の山である。

登りは一番メジャーだという橋場バス停からのコース、下りは定峰峠経由で白石バス停へ抜ける。徒歩3時間35分の初級向け

厳冬季も降雪直後でなければ積雪はほとんど無いが、木陰に凍結箇所もあり得るので山慣れた人向けとある・・・が、既に3月下旬だし、何の心配もしないで出かけた。良い景色に会いたい〜♪

 

アプローチ

07:10発 池袋から東武東上線 特急寄居行き乗車。普通の通勤電車風車両でほぼ満席程度の混み具合。ハイキング姿の人は、そんなには多くない。

白石車庫行きバス停
すでに行列の駅前バス停。後ろは小川町駅舎。

08:11、小川町駅到着。改札横にトイレあり。水洗だがペーパーは無し。フェンスを挟んで トイレは駅の中からも外からも入れる仕組みだった。

駅前にバス停有り。我々が乗る3番バス停のみ行列。皆、ハイキングの格好。混みそうで座れるか心配。ちなみに、駅前にローソンも有った。

▼バス時刻表
 ・・・ TOBU LANDサイト内、東武線の駅からのバス時刻表

08:35発 白石車庫行きバスは、ほぼ満席状態で約3分遅れで出発した。バス共通カードが使える。橋場バス停には、09:00頃の到着だった。たくさんの人が下車した。バス停にトイレあり。水洗でなくペーパーも無し。しかし手入れはされている感じ。いつもならそのまま出発となるところだが、バス停では山岳警察を名乗る私服の方がお出迎え。

「皆さん、ハイキングですね。今日は天気も良くて、楽しめそうですね。積雪は大丈夫です。アイゼンが必要な状況ではありません。

・・・いっ!? アイゼン!? アイゼンって、何?雪の中歩くやつだっけ??

「基本的には大丈夫ですが、落ち葉の影など、雪が残って凍結している場所があります。最近転倒して骨折した人が2人います。十分気をつけて、楽しんできてください。」

・・・。 もしかして私達、シロウトがしかも子連れで、来てはいけない所へ来てしまったのではなかろうか・・・(−−;)。 骨折は・・・ヤだなぁ。かなり不安になりながら、同じ方向に向かう人も多い事だし、とりあえず歩き始める事にする。

追記。私服の方からのその他のハイキングの注意。

  1. 携帯電話は、電源を切って歩く事。
    (非常時に電池切れになる事を避けるため。)
  2. 日帰りの予定であっても、一日分の食料を持って山に入る事。

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最初は車道
(1)バス道路を横断して、最初は車道を歩く。
山道入口
(2)ここから山道

コース

09:07出発。バス道路の横断歩道を渡り、今乗って来たバスの進行方向右手の車道へ入る。しばらくはこの車道(1)を歩く。緩やかな登りだ。ものの10分も歩かぬうちに熱くなって、上着を脱ぐために止まった。すぐ後ろから来ていた女性グループも我々のすぐ先でやはり上着を脱ぐために止まった。その様子を見ながら通り過ぎようとした時、その場所が山道へ入る場所だという事を発見した「粥新田峠大霧山」への道標あり(2)。角度的には、Uターンして入るような山道。バス停から、思ったより近かった。見落とし注意である。

やや急な登り
(3)細くて山道らしい登り。

ここから入った山道は、細くて少し急な登り。山道に、入ったぞーっという感じだった(3)。しかしこの山道は長くは無い。ものの10分くらいでふたたび車道につきあたり、終わる。

右へ。また車道を行く。あまり勾配は無く、途中から左手に開ける展望を楽しみながら・・・という感じ。大霧山頂が見えるそうだが、どれの事だかわからなかった。10分くらい歩いたか・・・車道から左折で細い車道に入る。目印は「消火栓」があった。「粥新田峠」への道標もあり。


切り開いたような山道
(4)切り開いたような山道

最初は舗装路だが途中で舗装は無くなり、交差点を過ぎ、切り開いたような山道になる(4)。この道も10分程度で、また車道につきあたる。

今度の車道は、少し狭い舗装路で対向車線の区別は無い。車道を右へ、少し行くとまたすぐにY字につきあたる。「大霧山 MT.OGIRI」の道標に沿って左へ。この林道の端には、が積もっているではないか。(−−;) Y字からものの3分で粥新田峠到着である。

粥新田峠休憩舎
(5)粥新田峠の休憩舎。入る所があるとつい、収まってしまうのは子供達の習性か(^^;

10:18着粥新田峠。峠と言っても、林道の途中左手に屋根つきの小さな休憩舎(5)案内板があるだけだ。ここからまた山道を登っていく事になるので頂点という訳でも無い。この林道の頂点という事と思う。●橋場バス停〜粥新田峠。約1時間(休憩10分差引)


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登山道
(6)登る途中の道は、展望も良い。

粥新田峠の休憩舎の横から、また山道を登る。ここからはちと、雰囲気が変わる。少し傾斜もキツく、「山本番」という感じになった。(6)

高度を上げるにつれ、木々の間から、良い感じの展望も見え隠れするようになる。そして地面の雪も・・・(7)

残雪を見ながら
(7)山の斜面の雪を眺めながら・・・

雪は最初はコースから見える山の斜面に残るだけであったが、ついに、この木段のところで、コース上にも姿を現した。

どろどろの階段
(8)ついにコース上に雪。
  どろどろの階段

この木段(8)、けっこう辛いタイミングで現れる。 というのに、せっかくの木は崩れているし、雪が残り滑りやすく、解けている所はドロドロだ。(−−;;) 足場を選びながら、やっとクリア。

この木段を越えたら少しなだらかな尾根道となるが、この辺の道ではコース上に残る雪が、当たり前になった。雪は“残る”という程度だったので、それほど危険は感じなかったが、場所によっては滑るので少し気は使った(9)

コース上にも、雪
(9)コース上にも、雪

そしてまた木段、最後のひと頑張りで、大霧山頂に至る。

山頂11:04到着。・・・最初の一時間よりも、粥新田峠からの30分の方が、キツかったなぁ・・・。●粥新田峠〜大霧山頂。約30分(休憩10分差引)


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大霧山頂
(10)大霧山頂。最高の展望。

大霧山頂(10)当日は天気も良くて、最高の展望だった。展望の案内板があるが、書いてある山は全部見えた。居合わせた他グループの人が、「何度も来ているが、これだけ良く見える日は初めて」と言っていたので、初登頂でこの展望に会えた私たち、かなりラッキーだったのか!?

記念写真 大霧山頂

展望は最高だったが、雪融けでベチャベチャの地面には閉口した。少しの移動だけで、靴はずっしり重くなった。山頂はそんなに広くは無い。もしコンディションが良かったとしても弁当を広げる場所は、無さそうである。

後半へ続く)

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