2003.08.02(土) | 徒歩4時間10分 | 標高2034 m |
美ヶ原のシンボル、美しの塔 |
美ヶ原高原。標高2000mに東西約5km、南北約8kmにわたって広がる、憧れの高原大地である。
今回は標高1418mの三城(さんじろ)から百曲り登山道を経て美ヶ原高原へ登り、王ヶ頭(おうがとう)・標高2034mから南斜面を下りる4時間10分の初級向けコース。美ヶ原高原はビーナスラインが通っているため人が多いが、登山道の方は静かなハイキングが楽しめるらしい。
高山植物に会えるかな!?朝早いが頑張ってお弁当作って出発だ♪
今回はレンタカー利用。東京都文京区の自宅を出たのは05:20。諏訪SAで15分のみ休憩を挟んで、松本ICは08:10通過(自宅から229.4km)。待ち合わせの三城いこいの広場駐車場に到着したのは08:53だった(松本〜三城 約22km)。
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ちなみに、電車+バスも調べたので載せておく。07:00新宿発のあずさ1号は松本に09:38に到着する。09:50発の路線バス美ヶ原高原美術館行きに乗れば10:36に三城に到着できるので、日帰りもなんとかなりそうだ。(でも首都圏発のこのルートは一泊がお薦め。)
▼リンク・・・★AccessShinshu(信州交通案内)
信州方面のバス時刻表はここで揃ってしまいそう。
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三城いこいの広場駐車場。 |
遊歩道の入口。 |
「三城いこいの広場」バス停前、松本からだと車道右手に観光案内所とトイレ(個室は2つで水洗、ペーパー有り、綺麗!)がある砂利敷きの駐車場が有る。観光案内所には朝の9時でも人がいて、話も聞けて地図も貰えた。
この砂利敷きの駐車場は車の出入りが多いため、ハイキングなら、すぐ隣(写真、バス停のむこうに入路有り)の舗装の駐車場に停めるよう言われ、車を移した。この日のこの時間の駐車場状況はまだまだ余裕で、どこにでも停められた。
歩き出しは09:25。駐車場から車道を渡るとすぐにキャンプ場内を貫く遊歩道入口。しかし、さすが標高1400mという事で、最初から周囲の景色が違う。木は白樺、紫の可憐な花も、ちらほら・・・。緩やか〜な登り道はきょろきょろしながら歩いた。まもなくキャンプ場の道路につきあたり、左へ。舗装の道路をちょっと歩くと、いよいよ登山道入口。歩き出しから約10分。
登山道入口。 |
ウェットな登山道 |
登山道。まずは、広小場(ひろこば)を目指す。朝露かそれとも雨に濡れたのか、ウェットな登山道。しかし滑る事は無く、怖くなく歩けた。木漏れ日が、濡れた植物に降り注ぎ、美しい。
ちょっとした小川を渡ったり、分かれ道があったりするが道標に忠実に歩けば難なくちょっと開けた広小場到着。09:55。●駐車場〜広小場
30分
広小場 |
広小場には小川が流れる!
皆、近寄って、水に触れる、冷たい!気持ちいい!なかなか良い休憩だ。
皆が水と戯れている間に、歩みののろい(その上、写真も撮るので、なお遅い)私は、一足先に歩き出した。10:00歩き出し。ここからが“百曲り登山道”である。
百曲り登山道入口 |
たんたんと、林の中の細い道を、登る。全般的に歩きやすい道なのだが、ゆっくり登っても、しばらく歩くと足を停めたくなる、そんなしんどい登り。そんな中、沿道にかわいい高山植物の花たちが代わる代わる現れるのは嬉しかった。標高を上げるにつれて、種類も品数も増えてくる感じ。
みちしるべ |
とんぼさんが見てる |
けっこう歩いたゾ。
← そんな時現れる、この標識。まだ1/3しか来ていない・・・・この失望は大きかった。ちなみにここでは10:21。
湿度も気温も高いような気がして、少し辛い。後ろから追いついてきたグループに、何度か道を譲った。・・・久しぶりで私の体力が落ちているだけ?・・・(=_=;
道のまわりは花ざかり |
しかしこの先、どんどん、沿道には高山植物が増えるのだ♪
高度を増すので樹林帯からも飛び出して、視界が開けて、遠方の山々が見渡せるようになる。空も広がる。だんだんと標高の違いが、スケールの違いが、あからさまになってくる。気持ちはこの先、高揚する一方である。
百曲りの終わりが見える・・・。 |
いよいよ山頂が見えはじめて景色は明らかに変わる。途中ちょっと角度が急に見えるガレ場があるが、実際に登ってみるとさほど急では無かったし、どうしても自信が無い人には巻き道もある。
これを越えたらもう一息で百曲り頂上園地だ。辛かった登りはここで終わり、美ヶ原高原の一角に到達だ。ここではすばらしい展望とお花畑のご褒美が待っている。到着は11:10だった。●広小場〜百曲り頂上園地
1時間10分(道中5分休憩差し引き)
美ヶ原高原の一角を歩く。 |
さて、ここで既に達成感と、良い景色、良い空気、子供達は勝手にお休み態勢に入る。
百曲り頂上園地は、椅子もあり、ちょっとした岩場の広場になっており、食事している先客もある。我々もここで昼食を?とも思うも、まだ先が長い。結局12分休憩で先へ進める事にした。ここからの行程はきつくないし、景色は良い。ここまでは見られなかった高山植物も、たくさん咲いている。この先、とても、だらだら歩いた。放牧されている牛さんたち、いっぱいいる。なかなか無いスケール、良いムードだ。
塩をなめる、牛・・・。 |
そして、ゆるやかな丘を越えると・・・人がいっぱい居た。ガイドブックに書いてあった通りだ・・(−−;
塩くれ場手前にトイレ有り。なんとペーパー有り水洗の綺麗なトイレだった。
塩くれ場は、昔、牛に塩をやった岩・・・かと思いきや、そのすぐそばで牛がホントに塩をなめていたので驚いた。見ているだけで喉が渇く。血圧上がりそう・・・。
美しの塔に到着して記念写真を撮る。11:50。ここで、昼食とした。塔の横に少し入ったところにベンチがありレジャーシートを広げるスペースもあった。塔の見物に来た人もこっちまでは入って来ない。景色も良いし、なかなか良いポジションだった。●百曲り頂上園地〜美しの塔 25分(道中トイレ休憩差し引き。ゆっくり歩いた。)
(後半へ続く)