2003.08.03(日) | 徒歩3時間35分 | 標高767 m |
横谷峡。横谷渓谷とも呼ばれるようである。長野県蓼科高原の一角にある。だいたい標高1300m〜1500m付近を歩く、渓谷沿いのハイキングコース。
某資料では横谷峡入口バス停から渓谷沿いを歩いて横谷観音入口バス停へ抜ける3.5km、1時間15分のコースが紹介されていたが、バスの本数が少ないようだ。車で動いていた我々は、往復2時間半(それでも入門向けと思う)、見物休憩含めたら3時間チョイ、終わったら温泉入って帰路につく予定で動いた。
コース上の乙女滝はけっこう有名。乙女滝以外にも霧降の滝、王滝など滝がたくさん見られる。
メルヘン街道沿い |
ここに車を停めた。 |
我々は前日から霧ヶ峰池のくるみに宿泊、ビーナスラインで車山高原を経て白樺湖からR152を南へ、芹が沢信号からR299を東へ、蓼科高原に至る。距離おおよそ30km、1時間かからなかった。
宿泊はロベンドヒュッテ
R299メルヘン街道は茅野側から麦草峠へ向けて、ちょこちょことコーナーを上り始めてわりとすぐ。右手に横谷峡の目立つ案内板が出る。
ここを右折してすぐに右手にある駐車場に停めた。09:00着。その時間、駐車場はまだ充分余裕があったが、帰路につく昼過ぎには満車だった。
停めてはみたものの、ここにはトイレが無い。駐車場で身支度を整えた後、今、車で入ってきた道を少し歩いて戻り、R299を横断したところの公衆トイレを借りた。
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ちなみに、東京から電車バス利用だと、JR中央本線茅野駅からバス麦草峠行き30分で横谷峡入口。
▼リンク・・・★AccessShinshu(信州交通案内)
バス時刻表はここで。
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(1)車道が分かれる |
さきほどのトイレからの歩き出し、09:20。車を停めた駐車場の前を通過してわりとすぐに道が分かれる(1)が、ここは右下への道を選択。
(2)乙女滝 入口 とある |
そしてすぐに「乙女滝 入口」の案内板が出る(2)。舗装の、やや急な下り道、すぐ。1分で乙女滝を見られる。
09:25。R299から全舗装路を徒歩5分のお手軽さ。ここまでならサンダルでもハイヒールでも、何でもOK。それでいて、なかなか迫力ある滝だった。
乙女滝の前で一時を過ごし、さて、道は2本。左がハイキングコースらしいが、右にも案内板の無い下り道がある。この道はどこへ??迷っていると下から登ってきた人が居たので、聞く。すると、乙女滝をもうちょっと下から見られるが、たいした事無い、ここから見たほうが全然良いとの事。その証言を信じて我々はその道は無視して本来のコースをすすめた。
このハイキングコース、全線にわたり、こういう案内板が無い脇道が多い。その都度ちょっと悩むことになる。結局のところだいたいのパターンとしては、右は渓谷沿いへ下りる道で左が本線という感じだが、右に良い景色がある事もあり、見極めながらすすめたい。案内板は総数としては多い方だと思うのだが・・・。
渓谷沿いを歩く (右上に歩く人が写っているよ) |
石ゴロゴロで、足場を選ぶ道 |
コースは最初はなだらかだったが、まもなく川を渡る。大きくて激しい流れを身近に感じながら、ちょっと足場の悪い所も通る。山深い感じとなり、道端にかわいい花もちらほら咲いていて足をとめながら、道は緩やかに登り。
09:46 霧降の滝到着。滝の前で川を渡り返す。霧降の滝は大きくは無く、ちょっとかわいい感じの滝だった。●R299〜霧降の滝 徒歩23分
「霧降の滝」横の立札にあったマップ。 うまく要約されている! |
霧降の滝横に「氷瀑群のご案内」なる立札があり、地図がある。このコースが上手く要約されているので写真を撮ってきた。
霧降の滝前で川を渡らずに最初の「乙女滝入口」の車道に戻る事ができる冬期遊歩道があり、ショートカットすれば今の山道はパスできるのだと知った。帰りはショートカットを利用する事にしよう。
屏風岩氷瀑 |
霧降の滝から、道はよくなる。山道は抜けた感じだ。木陰が無いところでは、直射日光が、高所とはいえ充分夏を思わせた。そんな緩やかな登り。道中、たまにある花や、鷺岩なるものにちょっと足を停めながら、次の分岐では「横谷峡氷瀑コース0.2km」の道標に従い右へ。
10:04 屏風岩氷瀑看板前に到着、これは事前に知らなかったので正直、ちょっと感動ものの美しさと豪快さだった。流れのすぐそばに下りてしばらく時間を過ごした。●霧降の滝〜屏風岩氷瀑
15分
誰かが書いた、 「左上道 王滝へ」 |
川沿いをしばらく歩く。ちょっと足場が悪いところもあるけど、ここはこっちに来て正解だった。元の道に戻った後もまた、道標の無い分岐は1〜2度現れるが、だいたい左を選んだように記憶する。(分かれる所には道標欲しいです・・・)
横谷観音への分岐地点、「王滝110m」の道標に到達。この先がまた、足場が悪く、道が細い部分がある。王滝展望台の直前などすれ違い不能だったり、水が流れている足場悪い階段状の場所も。でも王滝展望台まではものの3分である。
王滝の展望台には10:33到着した。王滝は対岸の展望台から眺める滝だった。思ったより大きな滝で、コースの最後を飾るには相応の滝と思った。●屏風岩氷瀑〜王滝 25分
正確に言うと、王滝は最後ではない。最後はおしどり隠しの滝である。おしどり隠しの滝を経て明治温泉へ抜ける道があるらしい。王滝展望台から続きの道があるので、「滝だけ見て戻るか?」とも思ったが、それがまた細い急な登り階段ときた。最初から予定ルート外だし、ちょっと残念な気もするけど、当日は、パスっ。
ひとしきり王滝を楽しんでから戻り道、さきほどの分岐より「横谷観音」へ向かう。登りだとは聞いていたけど、けっこう長い、長い階段であった。汗かきかきシンドイ思いをしながら、こりゃ、ちょっとした山登りだ。展望台に到達した時はけっこう嬉しい達成感。11:05 横谷観音展望台到着。●王滝〜横谷観音展望台 20分
横谷観音展望台から 左下は王滝 |
この展望台、頑張って登った甲斐がある、と思った。広い空が開けて、遠くの町と山並み、さっき見た王滝も見えてなかなかの展望である。
ここまで来れば近くに横谷観音や横谷観音バス停、あとトイレもあったようだが、この場所で休憩して展望を楽しみ、そのまま来た道を戻ってしまったので未確認。
11:17 戻り道出発。下りは10分チョイで下山(?)終了。元の道へ下りてきた。横谷温泉へ向けて戻り道だ。
帰り道には、来るときにパスした脇道にも下りてみながらすすめる事にした。11:38来る途中見逃した一枚岩なる、赤い大きな岩面を川が滑るように落ちるところも見て、うーん、なかなか見事だ。
往きにはそんなに意識していなかったけど、帰りに歩いてみると、この道はけっこう、ずっとけっこう下っているなぁとか(=往きは登りだったんだなぁ)、所により敷いてある石がガレていて、歩きにくいなぁとか思いながら・・・、霧降の滝に戻ってきたのは12:00。●横谷観音展望台〜霧降の滝
40分
横谷温泉の旅館 トイレ開放している |
この先は冬期遊歩道でショートカット。これは旅館の裏手を通る感じの普通の道。横谷温泉の宿の前を通る。ここにも車は停められるし、日帰り入浴も可能らしい。一人トイレを借りにかけこんだ。横谷温泉の旅館は、ハイキング客にもトイレを開放している。ありがたや・・・。
12:10最初の乙女滝入口に戻る。そして駐車場到着は、12:15。●霧降の滝〜駐車場 10分
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シッカリ見ながらゆっくり歩いてしまって、ちょっと押し気味。帰りの渋滞が心配で、温泉は断念、現地で昼食とってお土産買って、早々に帰路につく事にした。13:35出発。ちょっと迷子になりながら約25km走って諏訪南ICから中央道帰路についたのは14:05。途中渋滞にはまりながらも首都高のICを下りたのは17:00過ぎだった。
夏休みの日曜日。時間も短く手軽なコースとして紹介されているためか、人がとても多かった。たしかに手軽に良い景色が楽しめるコースなのだが、足場的に、せめてスニーカーで歩きたいコースである。サンダルや革靴の人がたくさん居た。。
2日連続ハイキングは、ちと、疲れた・・・。