2004.01.11(日) | 徒歩3時間45分 | 標高694m |
石老山は、神奈川県の相模湖のすぐそばにある低山。標高694m。低山ながら丹沢・道志山塊などの展望に優れ、天気が良ければ富士山や南アルプスまでも眺める事ができる。標高こそ低いものの、地元の人の話によれば相模湖付近は海抜120mしか無いため、高低差でいえば570mあり、立派な初級向け登山、徒歩3時間45分コース。
10月以来、またしばらくぶりになってしまったので、今回はまた足慣らしである。前回は中級向けだったけど、お休みしている間にまたマイナス成長してしまった・・・。(−−;
駅から一番遠いバス停 |
根津 07:09発に乗る。
07:26御茶ノ水発 中央線特別快速で 08:19高尾着。乗り換え時間1分。08:20発の甲府行き普通電車に乗車。始発ではないので案の定座れなかった。しかし、今回は相模湖まで9分と近いので良しとしてこの予定で動いた。08:29相模湖到着。駅は改札の中にトイレあり。ペーパーもあった。
バスの運転席の横に。 |
相模湖からは三ヶ木行きバスで石老山入口まで 所要8分。190円。・・・これで大人4人ならタクシーの方が速くて安いのではないかい? と思っていたが、駅前にタクシーなんて、いなかった・・・(^^;
という訳で、当初の予定通り、08:45発のバスに乗り、石老山入口バス停には08:55到着だった。バスは普通の路線バスながら、運転席の横でお菓子の車内販売があったので驚いた(^^;
▼リンク
★神奈川中央交通・・・時刻表や運賃はこちらで検索。
登山道入口 |
バスを降りて振り向けば、そこに信号と、大きな「石老山入口」看板がある。そこまで戻って道路を渡って歩き始める。そこで火を焚いている人達がいたので、車の人との待ち合わせの間、当たらせていただいた。昔の消防車が出ており、何かのイベント(?)らしい。記念写真を撮らせてもらったりしているうちに、車参加者と合流、歩き出したのは 09:05だった。
昔、活躍した消防車だって |
「石老山登山道入口」から、しばらくは二車線の車道を緩やかに登る。歩道もあり、広い道。沿道には霜が下りて白い景色が広がる。ここなら真冬でも大丈夫と思ってきたけど、ハイキングルートは大丈夫かちょっと不安・・・。(^^;
民家の駐車場500円 |
←ちなみに歩いている途中左手に、こんな看板が出た。車の人は相模湖ピクニックランドに1000円で停めてきたので、これは半額である。登山道入口から車道を10分も歩いていない。空いている保証は無いのと、帰りが少々遠くなるのが難か。
太い車道をそれ、脇道へ |
→歩き出しから10分くらいで、広い道からY字型に生える右の脇道へ入る。道標がちゃんと出るが、気付かないとまっすぐ広い車道を行ってしまいそうなので、注意。
細くなるが、車道は続く。次の目標は「相模湖病院」。その裏の道を入るという。病院の青い建物は途中から見え隠れする。よい目印だ。通り過ぎないようにしなければ!
右手石垣の上が青い建物「相模湖病院」 病院の横を通ると 「石老山表参道入口」 |
←脇道の細い車道へ入って約7分。相模湖病院の青い建物の脇を通ったら、「石老山表参道入口」のデカイ道標があるではないか。この大きな道標があれば、普通、通り過ぎないだろう。
写真右手に見える石垣程度の高さの階段を登る。 次の目標は「顕鏡寺」。
相模湖病院の前(裏?)を通り過ぎ、駐車場もある中、そこにも「←(直進)石老山・顕鏡寺」と道標が出る。他に道は無いのに、なんと親切な・・・(^^;
病院の先の分岐 |
上の写真の道標。 道標は「←顕鏡寺」だ |
09:19 さっきの病院脇の階段を登って一分と歩いていないが、病院の先で道が分かれる。
“左に入っていよいよ山道が始まる・・・”いかにもそんな雰囲気であるが、道標は感覚とは異なる方向を指す。
次に目指すは「顕鏡寺」である。よって、ほぼ真っ直ぐ方向へ進路を修正しなおした。
ここからいよいよ山道らしい道の始まり。
奇岩怪石の間を抜けるように |
山道とはいえ最初は石畳と石段だった。ゆっくり高度を上げてゆく。そして大きな岩や石が、次々姿を現し始める。
石老山は巨岩怪石でも有名な山だ。普通(?)の山とは、雰囲気が違った。
道中「滝不動」なるものがあり、小さくても滝が見られるのかナ?と、ちょっとそわそわするが、案内板と岩窟の中になにか祭ってある?という代物で、残念ながら水は一滴もは見当たらなかった・・・。
特徴的な岩や石には名前がついており、説明板がある。いくつか読みながらゆっくり進めるうちに、09:39意外とあっけなく顕鏡寺に到着だ。●登山道入口〜顕鏡寺 34分
蛇木杉・・・の根っこ・・・(^^; |
顕鏡寺には、石段を上り到着する。
顕鏡寺には「神奈川名木100選の銀杏の大木」があると聞いていたが「これだ〜」っと思わせる、注連縄巻いた大きな木が石段の上に待ち受けていた。
しかし・・・銀杏というには何か違う。こりゃ杉だ。と思ったら、「蛇木杉」と案内板に書いてあった。「津久井の名木」だそうである。横にまわると、その名前の由来の2本の長〜い根っこが、まるで花嫁が引きずって歩くベールのように横たわって(?)いた。とても印象的な木だった。
で、銀杏は?(^^;
と思ったら、門の横にありました、案内板とともに。 でも、こちらは背の高い、注連縄巻いた普通の大きな木で、しかも葉が落ちてしまって無いので、ちょっと迫力なかったような・・・
顕鏡寺には、とても綺麗なWCにくわえて、自動販売機まであり、一休みにはもってこいだ。ちなみに顕鏡寺の案内板はこちら。
けっこう楽しめる上り道 |
09:49 顕鏡寺を出る。鳥居をくぐって、山道に入る。
こんな大きな岩が |
ここから奇岩怪石が本番という感じで、サイズも大きいのが点在する。その都度、岩に名前があり案内板が現れる。立ち止まって読みながら楽しく進める。案内板や石の写真を掲載しようと最初は撮っていたが数が多くてキリが無いので、やめる。ぜひ実際に行って足を停めながら楽しまれたし。
足元はずっと登り道だが、途中から展望もちらほら開けて、なんだかんだと楽しんでいるうちに登り進めている感じだった。
鳥居をくぐって 20分ちょい。八方岩に到達する。案内板も出るが、ここまででも
ちらほら 見えていたよい景色が、ここではかなり広〜く開ける。しばし足を停めて写真を撮る。ちょっと名残惜しかったが、3分ほどの休憩で次へすすめた。ここからもう少しで見晴台があるはずなので、そこで休憩にしよう!
10:13八方岩を出発。まだ登り道は続く。ゆっくり足をすすめるが、8分後の 10:21 には、休憩予定だった融合平見晴台に到着した。●顕鏡寺〜融合平見晴台 29分
(後半へ続く)