対岸展望台より、回顧の滝。 上を走る道路は国道400号。 |
「約70mの落差を持つこの滝は、塩原十名瀑の1つであり、尾崎紅葉の名作「金色夜叉」の中に「回顧橋は三十尺の飛瀑を踏みて、山中の景は始めて奇なり」と書かれています。」 (現地駐車場の案内板より)
この写真は、吊橋を渡った先の「回顧の滝の展望台」から撮影。→
東北道 西那須野塩原ICで高速道路を下りたなら、R400を塩原方面(北西)へ。
各パーキングには、この看板が立つ。 |
国道を塩原温泉へ向けて10kmくらいも走れば、左手にまず「もみじ谷大吊橋」なる大きな看板と入路があり、それを素通りするとまもなく、道路左手に最初の「塩原渓谷歩道 回顧の吊橋 回顧の滝」の看板が現れ、駐車場がある。トイレも有り。
ここには、とーても親切で、かつ、よくできた案内板があり、渓谷歩道の全貌と、これから滝までの行程など詳細に確認できる。
回顧の吊橋へ「足に自信がある方」用ルート |
回顧コースは、健脚向け3.3kmの歩道で、この駐車場から「回顧の吊橋」、「回顧の滝の展望台」と「展望台」を経て、「留春の滝」を見て国道400の次の駐車場(猿岩駐車場)までを結ぶコースである。
我々は、今日は車で来ており、駐車場まで戻る必要があったため、遊歩道の通り抜けはしないで、展望台まで行って戻る事に作戦を決めた。
「回顧コース」現地案内板・・・をもとに、 当日歩いたコースをクローズアップしてみる。 気持ちでは、こう歩いた「つもり」だったが・・・。 |
最初の吊橋まででさえ「足に自信がある方」用と「ゆっくり歩きたい方」用の二手のコースに分かれる。前者は急で距離が短く、後者はやや緩やかで距離が長い。前者を往路に利用し、帰りは後者を利用したが、結局どっちも、ちゃんとくたびれる高低差のある階段である。
回顧の吊橋は、長さ100mもあるという、立派なつり橋である。湖のような箒川の深緑の水面を眺めながら、良い気持ちで歩ける。山の景色は雪のない冬山なのだが、よく見ると枝には新芽の用意が出来ており、くやしい。新緑や紅葉の頃はさぞかし美しい眺めだろう。
橋の終点付近で、右手に回顧の滝が見える!橋を渡って右手の回顧の滝展望台までは、すぐ。駐車場から「足に自信がある方」用ルート経由、5分くらいだった。
橋からすぐの「回顧の滝展望台」は、ちゃんと展望台が設けられており、対岸より回顧の滝を堪能できる。
次の展望台への階段。 |
せっかくなので、次の、地図にある展望台まで足を伸ばす事にする。ここからは、よく整備された山道の階段だ。それほど急という訳ではないが、けっこうきつい階段。しっかり汗をかける階段をひた登る。ずっと登りだが、一歩一歩登るうち、階段の外右手に、ある日突然という感じで「回顧の滝」と書いた案内棒が立っており、その先には案内板もあったが・・・ここは展望台というか、道端である。通り過ぎ注意という感じだ。結局ここまでさきほどの展望台から10分はかかっていない。
さっきより、やや高い位置からの水面と滝は美しい。
しばし堪能した後、吊橋までは来た道戻り、吊橋の先は「ゆっくり歩きたい方」用ルートで、小さなせせらぎを眺めながら(息切れしながら)駐車場に戻るまでは10分程度。
現地案内板には、高低差まで載っている。感動!! |
結局、ここでは、40分程度の時間を過ごした。車に戻り、次は、留春の滝へ向けて、移動した。
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←レポートを整理しながら、この高低差表をよく見ると、待ちなさい。「展望台」までは1km 40分とあるではありませんか。我々の歩いた時間は10分だ。私たちきっと「展望台」までは行っていない。きっと中腹で滝が見えるポイントがあって、満足して帰ってきただけだ!!・・・そもそも、現地では回顧の滝が見える「展望台」と思い込んでいたが、この「展望台」って、滝が見える「展望台」なのか???などと、今更冷静になって考えてみる・・・。
ナゾの「回顧コース」の全貌は、遠からず全線踏破して解き明かしたいと思うのであった・・・(^^;
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この記事は「春休み日帰りドライブ:
佐野+塩原滝めぐり」の一部です。