竜化の滝入口 |
「竜化の滝は、日光国立公園・塩原町下塩原の箒川支流(寒沢)に落ちる滝で、「塩原十名瀑」のひとつです。
「塩原十名瀑」の中で最長130mの滝は、幅約5m、高さ約60mで三段に分かれて落ち、流れは岩盤を天に向かって力強く昇っていく白竜の姿に似ており、自然のきびしさや美しさと迫力を兼ね備えた十名瀑随一のすばらしさを誇っています。
周りの岩石は、びん岩の岩脈で入口付近の柱状節理をもっています。 」 栃木県塩原町(現地案内板より)
自作マップ・かなりアバウトだが感覚的にはこんな感じ。 |
東北道からは、回顧の滝のアプローチ情報を参照されたし。回顧の滝の駐車場から、(留春の滝の)猿岩駐車場、布滝の駐車場(今回はパス。これを歩けば正面位置からの布滝を拝めるらしい)を見て、そしてその次に現れるのが竜化の滝遊歩道の駐車場だ。回顧の滝の駐車場からだと、だいたい3kmくらい。
さてこの遊歩道に関して、一言で特徴をいうなら、「きつくない」。updownがあっても緩やかなので、楽だ。そして、よく整備されている。
当日は留春の滝で時間を使ってしまい、傾いた太陽に焦りを感じてこの遊歩道に関してはかなり急ぎ足で歩いたため、写真や記録がほとんど無い。
国道から入って、その辺に多い「柱状節理」の説明板と布滝と説明板を眺めて(Pから5分)、また国道に一度出される。そのまま遊歩道の続きを行くと、抛雪の滝の落ち口が見える。遊歩道からは滝は見えない。
竜化の橋から柱状節理の岩壁を見上げる |
遊歩道はには、また吊橋もある。見上げる大きな柱状節理の岩壁もある。新緑や紅葉の季節であれば、森林浴も楽しい渓谷沿いの道であろう。
道中、風挙の滝を見る。(布滝から7分)歩いていれば、遊歩道沿いにある。
そのまま歩き続ければ、つきあたりが竜化の滝だ。(風挙の滝から4分)それがこの滝、かなりきわどい立地条件の中落ちる。こんな所にこんな滝があるなんて。そして落石防止措置にて、まるで狭いオリの中から滝を見る事になる。ポジションが限られるのは残念だが、充分見応えある滝だ。
竜化の滝が遊歩道の終点なので、ここから早足で戻り道をした。遊歩道は途中一度国道に出るが、そこで国道をちょこっとだけ歩けば抛雪の滝が眺められる。狭い国道からなので、車に注意が必要だし、ポジションも限られる。だが見落とすには惜しいなかなかの滝であるので、ぜひ寄られたし。(竜化の滝から早足12分)
あとはまた遊歩道の続きを、布滝を横目に見ながら戻る。結局急ぎ足の竜化の滝遊歩道散策の所要時間は全部で 50分であった・・・が、今回は訪問時間が遅く、各滝の前でもせいぜい7分滞在だった。ここはもっと良い季節に、もっと時間をたっぷりかけて楽しむべき遊歩道と思う。
また新緑の季節のリターンマッチを誓いつつ、国道を東北道方面へ折り返し走り出す。次のレポートは国道沿いの滝へ。
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この記事は「春休み日帰りドライブ:
佐野+塩原滝めぐり」の一部です。