この日の実際のドライブルート |
決まったのは、前日だった。「晴れ」の予報の平日、夫婦でお休みをいただくことができたのだ♪紅葉の滝を見に行くしかない。今紅葉が良い日帰りできる滝はどれ??
・・・袋田の滝は?
突然の思いつきだったが現地の役所に電話で問い合わせたところ、「まさに今、始まっている」と、そして「良い具合である」との返事。
以前ハイキング本で、袋田の滝から月居山へのハイキングコースが紹介されていたのを思い出し、調べる。すると、袋田駅からの車道歩きがちょっと長い。しかも水戸−袋田間の水郡線は本数が少ないとくる。
これなら、水戸で、レンタカーを借りた方が合理的だ。車なら、近所の月待の滝も見られそうだぞ。月待の滝も、この時本をめくっていて偶然見つけた滝だが、おいしそうな蕎麦屋が紹介されていた。ここで早めのお昼食べてから戻り、袋田の滝見て、途中の生瀬の滝見て、そのまま月居山の山頂踏んで、時間あったら温泉!!
いきなり取れた休みなので、いつもは周到な調査と用意をする作者だが、そんな時間は無かった。即席だが予定は決まった。レンタカーも予約できた。歩ける用意をして、あとは、行くだけ。
上野駅8時発のスーパーひたち7号は、ビジネスマンで満席。時間ぎりぎりに電車に乗った我々は座れなかった。
車中でツーリングマップルで今日のルートを確認していた。・・・するとR118を往復しないで、片道をR349にすれば、国道沿いに、「玉簾の滝」と「不動滝」が載っており、少しだけ袋田の滝を行き過ぎてしまう位置には「おぼろ滝」なるものも載っていた。3つともおそらく、たいして歩かずに見られそうな位置にある。いきなりだが、この3つを拾いながら行く事にした。
道路から、玉簾の滝。 正面位置に見える観瀑台は、「 観光見学おことわり 」 |
水戸駅のそばで車を借りて、走り出して小1時間。
(南から向かう場合)国道349から右折で脇道に入る。国道上の道路標識に「玉簾の滝」と出るので、気にしていれば見落とすことはないだろう。
さて、玉簾の滝は道路から見える。滝のすぐ脇に駐車場があるがこちらは玉簾寺の参拝客用とのことで閉鎖されている。路駐が可能な道幅はある。
車を下り、滝を見に行くといきなり立派な滝で嬉しくなるのだが、道路からは全貌は見づらい。ちょうど滝の正面とおぼしき位置に観瀑台らしきものが見えるのだが、これは玉簾寺の門の中である。玉簾寺の門は閉ざされており、「境内滝 観光見学おことわり」の看板が置かれている。
帰宅後の調査では、玉簾寺は歴史も由緒あるお寺である。玉簾の滝は高さ18m、巾8mの規模。「おことわり」になってしまったのは近年のことらしい。周辺環境との調和も素晴らしく、もう少ししたら紅葉・黄葉いずれも見事であろうと思われる地域なのだが、非常にガッカリな思いで滝をあとにした。
国道349に面した、不動滝 木のすきまから上段???も見える。 |
気を取り直して、R349に戻り北上を続ける。玉簾の滝から10km足らずで左手に道の駅さとみ、その先まもなく右手に滝の手がかりが・・・、と思いながら進むと、小さいが鳥居が見えたので、停車。国道は広く、交通量も少なく、停める事は容易だった。
車を下りて近付いて見えたのは、鳥居の奥にある小さな滝だった。流れの隣にお不動様がいらっしゃるので、書いてはいないけど、これが不動滝で間違い無さそうだ。
鳥居の下から見上げる滝のサイズに比べて、水音が少し大きい気がして、国道を渡って少し離れて見ると、上流があるのが見えた。お。もしかしたら高さ・奥行きがある滝かもよ??しかし、それ以上のものは目視では一切確認できず、この滝の全貌はナゾに包まれたまま。
紅葉・黄葉・青い空。と雰囲気は良いが、滝は、つまりチロッとしか見えないので、滝目当てのお急ぎの方は足を止めるまでもないかもしれない。
・・・ひょっとして行きたい方のために。国道ではこの道路標識と看板を目印にどうぞ。
(・・・もうまっすぐ蕎麦屋行こうか。(^^;)) という気分だったのだが、あとの寄り道は「おぼろ滝」だけだから行くのだ。
国道は車もどんどん少なくなり走りやすくなっていた。県境を越えて福島県に入った。看板が出るまで、今日福島に入るという事実に気付いていなかった。
「おぼろ滝」は見当たらないが、代わりに「滝川渓谷遊歩道」の看板が現れた。一度は通り過ぎたが、距離的に考えてもその先ではないので、すぐにUターンした。看板に導かれるまま入ると、舗装路の先には立派な広い駐車場があり、しかも、広い駐車場は満車だった!平日だというのに広い駐車場が満車なのだ。
ちなみに「おぼろ滝」は、この駐車場に車を停め、滝川渓谷遊歩道に入り、徒歩5分の小さな滝である。
滝川渓谷については、少し覗いてきたので 滝川渓谷遊歩道に続く。
滝川渓谷で予定外の寄り道をしてしまったが、月待の滝、袋田の滝・生瀬の滝は予定どおり見物した。月居山には時間が足りなかったこともあり登らず、生瀬の滝展望台までで引き返した。時間も押していたので、温泉も寄らなかった。
月待の滝・袋田の滝・生瀬の滝は良かったので紹介ページを作った。特に袋田の滝の上流と生瀬の滝は紅葉、黄葉とも美しく、納得の滝見を楽しんで帰路につく事ができた。
この日の車、ホンダ Fit。 |
ところで、夕刻のR118は渋滞で、なぜかと思ったら途中何箇所も工事していた。帰り道、R118の途中で右手に見えた不動滝の看板が気になった(お手持ち地図には、載ってない)が、もう暗くなってきていたし、確かめるのはまた次回以降である。袋田の滝を出るのも遅くなったが、水戸駅についたのは予定よりもっと遅かった。18:25発のスーパーひたち50号ギリギリで指定席を買えたので、帰りは楽ちんだった♪
・・紅葉の滝と Kimさんの「日本3名瀑」めぐり達成にビールで乾杯・・