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三重県 名張市

紅葉の赤目四十八滝

2004.11.20(土)  初級向け  徒歩3時間  標高?  店 滝

赤目四十八滝

赤目四十八滝とは、赤目渓谷にかかる、たくさんの滝の総称であり、日本の滝100選のひとつに数えられている。中でも不動滝(ふどうだき)・千手滝(せんじゅだき)・布曳滝(ぬのびきだき)・荷担滝(にないだき)・琵琶滝(びわだき)は、赤目五瀑と称され、渓谷を代表する。

赤目四十八滝渓谷保勝会により遊歩道が整備されており、滝めぐりコースを歩けば、名前がついているものだけでも27個ものを見られる。

▼リンク・・・赤目四十八滝&日本サンショウウオセンター
 赤目四十八滝渓谷保勝会のサイト。全ての滝が写真と解説入りで紹介されている。

滝ギャラリー 不動滝〜 9枚。(「next→」で巌窟滝まで。)

 
七色岩
紅葉が綺麗だった七色岩

データ

滝めぐりコースは、入口のサンショウウオセンターから最奥の巌窟滝(がんくつだき)までの片道3.5km、往復7km コースタイム3時間の道のり。(参考:巌窟滝の手前にあった地図の写真

道は整備されており、案内板も多く、目立つ枝道も無いので迷う心配も無い。しかし、渓谷沿いの遊歩道とはいえアップダウン階段が多く、奥へ進めば舗装もなくなる。季節やコンディションにもよると思うが、見どころも多く、人も多いためコースタイム以上に時間がかかる実感がある。ハイキングのボリュームとして、軽い初級向けくらいに思った方が正しい。(滝めぐりの難易度としては難易度4。)最奥の巌窟滝まで歩く場合には、コンディションにもよるとは思うが、底厚のトレッキングシューズがお薦め。

ちょっと雰囲気を覗き見できればいいやって人なら、布曳滝あたりで引き返す事をお薦めする。ここまででも運動靴等の歩き易い滑りにくい靴がお薦めだが実際現地を歩いている人の足元は何でもありである。

遊歩道入口にある日本サンショウウオセンターの入館料は大人300円・小中学生150円で、この料金は赤目四十八滝入山料を含んでいる。手前の広い有料駐車場乗用車900円、単車200円とちょっとお高い印象。

コースの中にも茶店が2軒(冬季休業)、トイレも2箇所ある(利用していないので未チェックだが外観は綺麗)。バス停からサンショウウオセンターまで歩く途中にも公衆トイレありだった。

紅葉は例年なら11月上〜中旬冬季は積雪・凍結などで滑りやすくなるものの、遊歩道通年通行できる。冬季は滑り止めの“貸し荒縄”の備え付けがある。

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駅

アプローチ

玄関となる駅は近鉄大阪線 赤目口駅。東京からなら名古屋からのアプローチが一般的ではなかろうか。駅のトイレは水洗でなくペーパーも無かった。当日は10:44到着。

赤目口駅 売店あり
 
バス

赤目口駅から赤目滝まで三交バス10分340円。当日は10:55発に乗車。駅ではもう乗る人がいないか駅員さんと確認しあい発進。(なんかのんびりしてる)(^^;
道はすいていたが、乗客も多く、15分くらいはかかった。

三重交通・・・時刻表あり

乗車したバスと赤目滝バス停。
・・・横を団体さんがぞろぞろ滝へ向かう。
 
入口
赤目四十八滝入口 =
サンショウウオセンター

ところで、ハイシーズン道路が混雑するとバスはあてにならないの情報を聞いていた。バスの走る道は、なるほど、滝の近くで細くなるので、車の少ない午前中でもすれ違いができなくて何度か詰まっていた・・・。

急ぐ時はタクシー利用だ。当日の帰りは時間が押してタクシーを利用した。余裕のない乗車予定の電車の時刻を告げたところ運転手さんは「ぜったい大丈夫」と保障してくれた。抜け道経由約15分で駅。1910円だった。・・・人数揃えば高い買い物ではない。

コース紹介

11:12 赤目滝バス停到着。
ハイキングコースに入ったら昼食が取れないと思っていたし、店のおばさんもそう言って呼び込んでいたような気がしたんだけど・・・(コース中に茶店2店あり。騙されるな。)、土産物屋で うどん流し込んでから入口へ向かった。食べている途中も団体さんがどんどん滝へ向けて歩いていくので気があせる。

11:37。土産物屋の間を縫い、赤目四十八滝入口=サンショウウオセンターだ。料金を払い入るとサンショウウオセンターは狭いスペースで、そのまま通り過ぎて遊歩道に入る。早速、最初の滝が迎えてくれる!

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この先は、たくさんの滝を見ながら道なりに一番奥の巌窟滝まで行って、戻るだけだ。このページでは、数枚のスナップをまじえて、コースの断片を紹介する。

今年は紅葉が遅くて、例年ならそろそろ終盤である紅葉がちょうど見頃となり、この日もたくさんの観光客で賑わっていた。

遊歩道

渓谷を眺めながら歩ける、広めの遊歩道大半を占める。・・・が、階段も多いし、狭いところはすれ違い困難のため、ハイシーズンは遊歩道随所で渋滞も発生する。

渓谷を眺めながら
 
遊歩道路面

雨の後だったらしく、水量多かったのはよかったのだが、遊歩道フルウェット

それでも舗装箇所は良いのだが、後半はどろどろで、防水の靴は履いていたが軽装で来た事を後悔した。

11:50頃、最初の“五瀑”の不動滝

ビチョビチョの路面
 
千手滝前

12:10頃。奥の方には千手茶屋と、“五瀑”の千手滝。。滝を見ながらの飲食はちょっと羨ましく感じながら写真のみ撮り素通り。近くにトイレもあった。

千手茶屋手前の遊歩道
 
階段

ヒト。ヒト。ヒト。
老若男女、幼児、赤ちゃんまで・・・。

・・・と、階段風景。急な階段などはたいてい手すりつきで親切。

階段
 
布曳滝

12:20頃。次の“五瀑”の布曳滝

滝見ポイントはちょっと滑りそうだった。布曳滝は見応えがあったので滝の前で10分ほど粘る。

布曳滝の展望所。の地面。
 
遊歩道

遊歩道は階段と平地を繰り返しながら、渓谷の流れも急な流れと静かな流れを織り交ぜながらいろいろな表情を見せる。小魚が群れをなして泳ぐ姿も見られる。

アップダウンがけっこうある。
 
百畳茶屋

価格表13:03ちょうど歩き疲れてくる絶妙のタイミングで登場する、百畳茶屋

価格もそんなに高くない♪

寄りたい♪・・・でも素通り。

百畳茶屋
 
雨降滝

13:16頃。今回の、作者の個人的お気に入り雨降滝。遊歩道に落ちてくる滝で、まるで体験型アトラクション。この場所だけ本当に雨ふり。

雨降滝 (Photo by そっち)
 
荷担滝

13:30頃。赤目四十八滝を代表してよくポスターにも登場する荷担滝(にないだき)。滝のすぐ脇にも遊歩道の階段がある。正面から写真を撮っているとこの階段は邪魔だったが、実際にその階段から間近に見る滝は迫力だった。

遊歩道と荷担滝の関係
 
どろどろの遊歩道

13:45頃、最後の“五瀑”の琵琶滝に到達。・・・奥まった所にあり、良い雰囲気・・・。ここまで来れば巌窟滝まで0.5km。もう一頑張り。

とはいえその先、階段を登ったあと、道は悪くなる。ウェットだったこの日、その先はもうベチャベチャ

 

べちゃ泥の地面
 
注意書き

14:04 巌窟滝到達。・・・遠かった。白状すると作者は、この日、足の調子がよくなかったので多分一般人よりくたびれたに違いない。滝が見えた瞬間、歓声をあげた。●往路約2時間30分 休憩無し見物時間込み

最奥の巌窟滝の看板を囲んで記念写真を撮った。

記念写真 巌窟滝

さて(←)写真の看板の通り、出合へ抜ければあと30分なのだが、あいにく土曜なのでバスが無いので、戻るしか選択肢が無い。

巌窟滝にある案内板
 
アホロートル
うーぱーるーぱー
(サンショウウオセンター)

14:13 滝を後にして戻り道。アップダウンが多い道だが帰りは下りが多いように思う。写真もほとんど撮らず、わき目も振らずといった感じで歩いたら、15:26サンショウウオセンターに到着。●復路1時間13分 休憩無し バス停まではあと5分くらい。

あとがき

滝をじっくり楽しみたいなら、団体客が押し寄せる前の早朝訪問が吉。と思う。 そして欲張らずここ一箇所に絞り時間をかけるのが吉。と思う。一箇所とはいえ見応えある滝が多いので充分楽しめる。

・・・紅葉最盛期、作者は余裕の無い予定を組んでしまった事を後悔した。滝1つ1つもっと時間かけてゆっくり見たかったなぁ。。。

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プランこのページは「紅葉の滝めぐり関西編」の一部です。

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