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神奈川県

矢倉岳(前半)

2004.12.23(祭)  初級向け  徒歩3時間40分  標高870m  眺望よし 店

データ & まえおき

当日ルートマップ 地蔵堂と夕日の滝 万葉ハイキングコース
当日のルート
(マップ中のリンクから11月訪問時の部分レポートへ)

神奈川県南足柄市にある矢倉岳標高870m富士山、箱根の山々の展望がよい、初級向けの山である。

矢倉沢バス停から登り、足柄峠足柄古道経由で地蔵堂バス停へ下山するルートのコースタイムは3時間40分。高低差は、登り620m、下り460m

・・・作者にとっては、以前より何故か、何度も計画倒れになっているコースである。先月、作者は“リハビリ”に万葉ハイキングコース〜足柄万葉公園〜足柄古道のみ歩いた(万葉ハイキングコースレポート)。コース随所で見える矢倉岳に「次は登ってやるぅ」と何度遠吠えしたことか。それに先月は、足柄万葉公園のみ立ち寄り、足柄城址公園を見落としてしまったのでチェックしたい。

寒い季節なので、山頂では軽くオムスビをほおばるくらいにして、歩き終えたら、地蔵堂の万葉うどん湯うどんゆずアイスをいただく計画だ♪(先月の万葉うどんのレポート

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アプローチ

小田急線新松田へ(新宿〜新松田 急行利用 約1時間30分、750円)。
新松田から箱根登山バス矢倉沢(所要約30分、510円)。

(今回の利用交通機関)
根津 06:25 (千代田線) 代々木上原 06:50 \230
代々木上原 06:56 (小田急線急行小田原行き) 新松田 08:12 \700
新松田駅 08:25 (箱根登山バス) 矢倉沢 08:54 \510

先月よりも小田急線の時刻が数分遅かった。バスへの乗り継ぎの時間が短い。先月、新松田駅トイレが行列だった事が記憶に新しい。女性陣はホームを走って並ばずに済ませた。が、今回行列は結局3人程度だった。既に停車していたバスも、4人中2人は座れた。先月よりずっと余裕があった。

新松田駅経由のアプローチに関して、もっと詳しくは万葉ハイキングコースレポートに。

ちなみに今回発見したのだが、このバスは大雄山駅を経由する。(大雄山駅はJR小田原駅からとなる。)関本(大雄山駅)バス停にはすごい人数が待っていた!しかしここからはもう一台バスが出て、待っていた人達は皆、そちらに乗り込み、我々のバスはやや空きがある状態のまま矢倉沢まで行けた。

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バス停
矢倉沢バス停。バス通りから右へ行く。
民家?に案内
一見普通の民家だが、道案内が。(1)
標識無き分かれ道
次の分かれ道、道標が見当たらない。(2)

コース

矢倉沢バス停には08:55到着。大雄山駅で乗車した“すごい人数”は、皆、矢倉沢で降りて、同じ方向へ・・・(^^;

まずは軽く体をほくし、バス通りからすぐに見える切通しの車道へ右折するところからハイキングは始まる。ものの2分ほどで、道路沿い左手に駐車場とトイレがある。個室は2つ、ペーパー有り、水洗の充分綺麗なトイレで新松田駅が混んでいれば、ここを利用すればよい。登山前最後のトイレ。

その後小さな川を渡り、十字路の角に建つ、一見普通の民家の壁(!)に、「←矢倉岳ハイキングコース」の案内を発見。(1)

矢印に従って左折した後、ものの1分で次の分かれ道となる(2)が、案内標識が見当たらない。地図を取り出していると、同行の団体さんやら個人パーティやらが、次々我々を追い越し迷わずを選択してゆく。・・・ぜったいこの人達は道を知っている(-_-)。そう確信した我々はそのままついていく事にした。

この先も、ちょこちょこ曲がるが、この場所(2)以外は全部、道標がある。ちょっと小さいので見落とし注意

神社につきあたり、山への登り道が始まるようにも見えるが、ここも車道を道なり左にそのまま進む。車道は狭いが舗装が続く。最後に分かれ道をに進んだ後は、茶畑を右手に眺めながらの、登り坂となる。●バス停〜茶畑 25分

いきなり山道
いつしか山道になる

茶畑の後、少しだけ展望が開ける場所があり、狭いがスペースもあるので、一息入れるならここかもしれない。その先はいきなり追い越し不能狭い登り。それでもまだ舗装が続くが、すぐに山道になる。さっきまで車道を歩いてきたのに、まるで騙し討ちにあったかのように山道に引き込まれる。

あとの登りは緩急を繰り返しつつ、基本的には細い道で、ときに階段も交えながら、ひたすら登るのみ。分かれ道も無かったと思うし、あんまり展望が開ける場所も無かったと思われる。

途中、急 けっこう急
中腹が急坂である(−−;
階段も急

登りは中腹あたりが、けっこう急坂に感じられた。例によって小股歩きで、たまに立ち止まりながらちびちび進めた。急だとは思ったけど、特段、足場が悪いとか、手を使わねばならぬ等の危険要素は無かったように思う。道が不明瞭になる事も無い。なるほど初級向けだと思った。道中10分の休憩を一度とった。

登り詰めるにつれ、傾斜は緩くなってゆく気がした。背の高い木も少なくなり、ススキを掻き分けるようにして、“出てきた”という気がしたそこが山頂だ。●茶畑〜山頂 60分

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山頂
団体さん到着で賑わう山頂。
写真中央には、富士山。・・・見えない? (^^;

10:40山頂到着。山頂はちょっとした“芝生の広場”という雰囲気。お弁当を広げる先客も多数。

矢倉岳山頂は、富士山箱根の山展望が良いのが有名なのだが、残念ながらこの日はイマイチ!辛うじて富士山は見えたものの、箱根の山々は雲に隠れて全然見えない(−−;。富士山もだんだん霞みゆくように見える・・・まずい、慌てて富士山をバックに記念写真を撮る。

記念写真 矢倉岳山頂

せっかくの山頂風景を満喫するために、小休止がてらオムスビをと・・・思うが、まだお腹が空かない。矢倉のような「矢倉岳見晴台」があるので登ってみる。・・・今日の天気のせいか、あんまり変わらない(^^;

しかも後から追いついてきた大団体さんが、休憩のみで出発する様子が見えた。ここは、彼らより先にっ・・・!と、山頂をあとにした。

下りは最初、急
下山、最初はやや急。
富士山を見ながら。

10:58下山開始。最初は富士山を眺めながら。やや急な下り坂で、湿った土は滑りそうでちょっと怖い。でも先導がスタスタ進むので転げるようにどんどん高度を下げた。13分後「21世紀の森 洒水の滝→」への分岐に至る。昭文社「関東の山歩き100選」の記述によれば「洒水の滝まで2時間30分、滝から山北駅まで40分」だそうで、歩き足りない人向け。・・・我々は今日は足柄峠付近の調査と、万葉うどんを食べる任務があるので、「万葉公園 足柄峠」方面を選択した。

のち、ほぼ平坦
ほぼ平坦なみち
矢倉岳が見える
さっきまで居た矢倉岳が
倒木箇所
倒木箇所あり

その後3分程度で今度は「←地蔵堂、矢倉沢」への道を分け、「→足柄万葉公園」「足柄峠 足柄万葉公園」方面へ進む。

下り勾配も緩やかになってきて、ほぼ平坦な道となる。すごく緩やかな登りをたまに交えるが、基本的に体力を消耗しないたんたんと歩く道が続く。

ふと展望が開けると、さっきまで居た、矢倉岳が見えた。下山を始めて30分で、もうこんなに来たんだなぁと思う。

その後5分と歩かずに倒木が一番激しかった場所に至る。実は登り道の途中から、根からゴッソリ倒れている木が何本かあったのだが、そんなに気にしていなかった。が、この辺は「いったい何があったの!?」と思わせる倒れぶり。しかし、対処済みであった。道を塞ぐように倒れている木は切断され、ルートは確保されていおり、危険は感じなかった。

11:47 なんとなく道でないようで道っぽい、左手下りのスキマが多い植林の斜面に見覚えがある気がする。予想通りまもなく「地蔵堂 万葉ファミリーコース」案内板に至る。
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ちなみにここに、今来た道へ向けた「倒木 通行危険」の看板が立っていた。2004.12.15 と日付があった。
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直進の「足柄万葉公園 足柄峠」方面へ。この先は先月歩いた道だ。

「足柄万葉公園」への上り口の案内板が何度も出るが、今回は迷わず全て無視して直進を続ける。一度県道につきあたり、右から足柄万葉公園の中をちょちょっと通って、公園入口・「足柄万葉公園」バス停付近に出る。●矢倉岳山頂〜万葉公園バス停 55分

前回レポートで、「次があるなら次にしようかな」と形容したトイレを過ぎて、前回と同じ県道3分くらいで静岡県との県境の標識がある。前回はこの標識の所から足柄古道に入ってしまったが、今回は直進して足柄峠周辺をチェックする事にした。

(足柄万葉公園およびその周辺については、万葉ハイキングコースレポート参照。)

後半へ続く)

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