赤城の南は、たいてい、どちらを走ろうか迷う2本の道がある。
もうちょっと広域なmapはプラン頁 |
赤城南面から頂上付近の大沼へ目指す道は、県道4(赤城道路)と県道16(大胡赤城線)と2本ある。
県道4。大きな鳥居。 |
メインルート県道4。カーブ。 |
メインストリートは紛れも無く県道4号(赤城道路)の方である。前橋駅からほぼ一本道で、鳥居をくぐると徐々に標高を上げ始める。山岳道路なので当然、登るにつれヘアピンカーブや勾配もあるが、全線にわたり対向車線の区別があり、道幅も十分あり、安心感がある。
道路沿いに飲食店や施設もある。途中で標高1400mくらいのピークを通り、大沼までは少し下ることになるが、高地らしい白樺も眺められ楽しめる。
ピーク付近の綺麗なコーナーには一部、凸凹舗装。センターラインはイエロー一部キャッツアイつき。バスも通るし交通量も多い。ベストシーズンは渋滞覚悟。でゆったり気分でGo。
県道16。麓側からは、広域農道から入ったあと、 赤城神社への道をわけて右折で山へ向かう。 |
県道16。狭い。 |
比べて県道16大胡赤城線)(2005.10現在 小沼〜赤城温泉間通行止)の方は、全面舗装だが道幅狭く勾配も急でかつヘアピンカーブが続く道。路面も良くない部分が多い。対向車線の区別も無い部分が多く、車どうしのすれ違いが厳しい部分もある。が、こんな道なのに休日はそれなりの交通量がある。初心者や大きな車は通らない方が安全。抜け道として利用するにも、ちと苦しい道。
赤城温泉、滝沢温泉、不動大滝遊歩道入口などがある(通行止め区間より麓側なので現在も行ける)。また、(通行止め区間内にある)牛石峠は、“別名サンシャイン峠 東京の夜景が見える”と昭文社ツーリングマップルに紹介されている。
南からは赤城温泉への道を分けたすぐ先から通行止。 |
ちなみに通行止めは、2005年7月末の大雨による災害で6箇所も道路が破損しているそうだ。道路下の土がバックリえぐられてしまった部分もあるうえ、この秋の長雨で小規模の崩落は続いているそうで復旧には相当の時間がかかりそうとは、現地の人談。いずれにせよ今年はもうすぐ冬季閉鎖。
全面通行止め看板に電話番号があった。通行の可否はこちらに電話して良いのかな?前橋土木事務所(027)234-4224。
赤城の裾野東西を横断する道として、国道353と並走するように、広域農道がある。
国道353は、二車線の走りやすい道。ところどころ山道っぽい区間はあるが厳しいコーナーは無いし、それなりな交通量もあるが渋滞というほどの事になっているのは見た事が無い。道路沿いに道の駅、コンビニ、日帰り温泉施設など取り揃っている。休憩や燃料補給はこちら。
広域農道の方が国道と比べると車が少なく、少しだけ山道っぽい。でもたいていは2車線確保されていて路面状態もよく、こちらも走りやすい。道標が少ないのでたまにどっちかな?と迷う交差点もあるがたいてい本線ぽいところを進めばたいてい目的地方向に行ける。道路沿いにコンビニ等、施設らしいモノはほとんど無い。
写真は足尾→赤城方面へ。県道335。 細くてもこのくらいで。 |
良いコーナーはボコボコ舗装 |
街を避け、赤城から足尾方面へ抜けるには、どっちかは通らねばならない。
普通に通るなら、迷わず県道336+335の方をお薦めする。地図で見たとおり、県道333より距離が長くなるがその分勾配もカーブも楽で走りやすい。全体的に道幅もあり対向車線の区別がある部分が多いし、舗装路面も綺麗なところが多い。広域農道の延長的な気分で行ける雰囲気。心地よいコーナーが続く部分は路面に凸凹舗装まである。
県道333 勾配きつく道幅細い。路面に落ち葉。 |
比べて県道333は、さきほどの赤城の県道16を思わせる細さと狭さ。勾配もありカーブもきついので“峠越え感”がハッキリある山道という感じ。路面は凸凹舗装なんて施す必要も無い状態だし、そもそも狭いので峠好きなライダーであっても楽しめそうもない。どちらかといえばマニア向け。車ならペース上がる道ではないのでR336+335に比べて時間的お得感もあんまりない。・・・
・・・・ツーリングコースを考える感覚で作者が地図を見たら上の二つの選択肢となるのだが、あらためて地図を見ると、もしかしたらどっちも通らずに国道353をそのまま南へ向けて赤城・大間々駅付近から国道122に入るのが車で通る人には一番一般的な道かもしれない・・・。(^^;
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この記事は群馬・赤城の南の秋ドライブ
の一部です。