2005.10.22(土) | ? | ? | 落差50m |
確認した遊歩道入口 |
群馬の秀峰・赤城山の南面の中腹、標高820m。小沼から流れる粕川にかかる落差50mの名立たる名瀑。しかし山登り感覚の遊歩道を小一時間も歩かねばならないため、訪れる人は多くはないという。
余談だが昭文社ツーリングマップル関東では昔からなぜかこの不動大滝も「100名瀑」とマークされているが、私の知る限りでは群馬の「100名瀑」は赤城山の西にある棚下不動滝の方であり、赤城の不動大滝は日本の滝100選の選考からは漏れた名瀑の一つである。(聞くところによると棚下不動滝より立派ぽい。)
電車であれば上毛電鉄粕川駅からタクシーで25分だそうである。マイカーなら関越道利用で高崎か前橋か赤城かのインター利用になるだろう。(当日のmap)。
タクシーでもマイカーでも、車は不動大滝駐車場までで、後は遊歩道(山道)徒歩50分。遊歩道には滝沢不動尊があり、国定忠治関連の史跡?も点在。・・・以前インターネットかどこかで「看板目立つ。迷わない」ぽい記述を見た記憶があった。地図で見たところ、県道16の途中に駐車場があるに違いない。(帰宅後、調べたらメイン?の遊歩道入口は滝沢温泉側の別の道にあるらしい。後述。)
当日のいきさつおよび状況は、以下の通り。
赤城山の裾野側から県道16に入るが、遊歩道入口を見つけられぬまま赤城温泉(災害通行止ゲート前)まで登ってしまった。なので、赤城温泉の宿で珈琲を注文して色々お話を聞いた。
・・・赤城温泉付近からも「下り道」で不動大滝に至る歩道があるそうだが、今年7月末の豪雨の災害の影響で、最近までは通れる状態ではなかったという事。それを地元総出で片付けて通れる状態にはしたという事。ここ一週間ほどは雨が多いので、今はいつまた災害が起きてもおかしくない状態である事。携帯電話は圏外だし、ぜったい誰もいないので、何かあったら助けを呼ぶのは不可能という事。つまり現在の滝行きは、地元に住む者としては絶対 お勧めできる状態ではないという事。滝沢温泉付近からも「登り道」で不動大滝に至る歩道があるが、そちらも状況はさほど変わらないという事。・・・
た〜っぷり詳しいお話を聞いて、そしてなお降り続ける雨・雨・雨。・・・もう、今日、根性出して滝へ歩こうという気持ちは無かった。
車で戻る道中に、「赤城温泉付近から下り道」で不動大滝へ至る歩道の入口があると言われた。せめて、その入口を確認して帰ろうと思った。よっぽど注意して見ないとわからないかも、との話だったのでよっぽどで注意してキョロキョロしたが、見つけられないまま、滝沢温泉の別れ道まで下りてきてしまった。
この駐車場を利用する |
未舗装だが50台は停まれそうな大きな駐車場が二段構えで並んでいる。この駐車場は行きにもチェックしたが、どこにも「不動大滝」の文字は見つけられなかった。…帰宅して写真を拡大してよく見たら「滝沢不動尊」の看板は見つけた。
トイレは、水洗ではないが、比較的綺麗でペーパーもあり。手を洗う井戸?もあり。
滝沢温泉方面へ行くと遊歩道入口があると聞いていたが…あった!!この駐車場のすぐ裏くらいの場所で車から見える道路沿いに、遊歩道の入口を見つけた。車窓から写真を撮る(この頁最初の写真)。かすれて一部解読不能の看板には「滝沢不 40分 忠治の岩屋4 分 不動 大滝 55分」の文字が読めた。“災害により荒れているので注意せよ”との前橋市観光協会の看板もあった。雨の中滑りそうでキツそうな登り階段が見えた…。
いちおう滝沢温泉方面へ車を進めた。ほどなく滝沢館に至り、橋を渡った先で車道は左右に分かれていたが、どちらも行き止まりと認識して戻った。
旅行読売の情報版70 首都圏渓谷の道・滝の道100コース (1999年版) 36ページ! |
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次回訪問のために帰宅して情報整理と調査。今回はほとんど事前に準備しないでマップル頼りにでかけたのだったが、以前どこかで見た「看板あり迷わない」的情報とは全然違う実感だったし。
インターネットでちょちょいと検索したところ、なんと。ちゃんと看板もハッキリ出ているし、楽そうで平らそうに見える不動大滝入口の写真を複数目にする事になった。これはどこ??
自宅の資料を掘り返したら、我家にもちゃんと地図が載っているガイド本があったではないか。むむむ(写真参照→)。
これって、県道16じゃなくてもう一つ隣の道を登るべきだったということ???・・・そう考えたら、現地で県道16から出て広域農道へ左折して少し走ったあたりで、「今の道に“大滝”って書いてあったような…」と運転中のだんな様が発言したような記憶が過ぎった。…もしかしたら国道353の方なら、大きな看板が出ているのかな???
…でもこの地図によると、県道16と一つ隣の道はつながっているように見えるけど、滝沢温泉の先は行き止まりを確認して戻ってきたわけだし…。マップルで見ても二つの道はつながっているようには見えないし…。
次回訪問の際は、まずは「“大滝”って書いてあったような…」道を目指してみようと思う。
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PS。今回、親切に いろいろお話聞かせてくれたのは、赤城温泉の★赤城温泉ホテル。立ち寄り湯も繁盛していたので良いお湯があるようだ。
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この記事は群馬・赤城の南の秋ドライブ
の一部です。