マップ。 文中の「ピンクの数字」と照らし合わせてみてください。 |
五常とは、仁・義・礼・智・信という5つの道徳のこと。滝は落差約12m、滝壺には滝不動尊が祀られています。南北朝時代、高麗一族の武者がこの滝で身を清め、戦場に向かったという伝説が残っています。滝から続く沢沿いにはシャガの花の群生(見ごろ:4月中旬〜下旬)が見られます。(西武鉄道発行「奥武蔵ハイキングマップ日和田山」より引用。)
▼参考リンク…★日高市HP 紹介・地図あり。
車:舗装車道利用の訪問も可能な“お手軽滝”でもある。最寄の遊歩道入口からは徒歩一分。車の停め場所が問題。停め場所は後述。
公共交通機関:西武秩父線 武蔵横手駅から2.1km、徒歩30分。標高差が86.5m、舗装車道歩きの登り道。電車利用だと“お手軽滝”というわけでもない。
299からの入口 “プチトーテムポール” |
R299の武蔵横手駅付近から北へ向けて登る舗装林道へ入る。入ったところ右手の角に、“プチトーテムポール”のハイキング客向け指導標(写真)が立つが、これは、R299からは見づらいだろう。五常の滝
1.9kmとある。林道は一本道で舗装はあるが、細い登り道。
“プチトーテム”指導標 「五常の滝まで 0.3km」とある。 |
R299から1.8km地点で、左カーブの右手に二つ目の“プチトーテムポール”指導標(写真)がある。五常の滝 0.3kmとある。
ここは駐車が可能そうに見えた。時間がある方はここに停めてゆっくり歩いてきてはいかがかと。
もう一つの「滝入口」 |
番の“プチトーテム”から、だいたい徒歩2-3分くらいの車道歩き(登り)(たぶん0.1kmくらい)で右手を気にしていると「滝入口」と書かれた貼り紙()がある。
気にしていなければ、見落とすレベル。
遊歩道(?) 入ってすぐ沢を渡る踏み石。 その向こうも道が見えた。 |
車道から「滝入口」の貼り紙に導かれて、ちょっと入るとすぐに、手ごろな歩幅で踏み石が置いてあり、沢を渡ることができるようになっており、遊歩道(?)が続いていた。
あとは、沢の向こう岸の遊歩道(?)を歩いて五常の滝の滝壺前に至ると「思われる」。・・・というのは、この道は、入口付近を確認しただけで、実際には歩いていない・・・。しかし、滝壺前にて、男性陣が沢の向こう岸の遊歩道(?)だけは確認しているので、滝壺前に至るその遊歩道(?)と「思われる」。
という訳で、以下も想像であるが、こちらの道はおそらく山道歩きで、春にはシャガの花が見られるのではないかな???
「五常の滝」看板の立つ、「遊歩道入口」 |
「遊歩道入口」から山道の坂を下りたら、木橋を渡って滝前。 |
あきらかに、メインの入口はここである(←写真参照)。
番の「滝入口」から、だいたい徒歩3-5分くらいの車道歩き(登り)(たぶん0.2kmくらい)で右手を気にしていると、立派な「五常の滝」看板の立つ入口がある。
滝から「遊歩道入口」へ戻り道 |
ここから山道を下りたら、左手に滝不動尊があり、沢を木橋で渡る。
車道から入って、少し急な下り坂を下りると、徒歩1分で滝壺前。
足場はチョットは悪いが、何しろすぐなので、ノーマルコンディションならどんな靴でも大丈夫だろう。
遊歩道入口付近。根性出せば停まる? |
ハイキングコースから車道への合流点。 |
この滝は、ハイキングのついでに訪れるのが一番と思う。しかし、車でぱっと来て、滝を観て、ぱっと帰りたい方もいるだろう。
とても急いでいる方には、「遊歩道入口」から往復がお薦めだが、入口付近の道は細く、車は停めにくい。場所を選べば小さい車ならなんとかなるかも。
「遊歩道入口」から0.1kmほど登ればでハイキングコースと交差するが、ハイキングコースはちょっと広いので短時間なら駐車可能と思われる。
この滝の感想だが、水量が少ない厳寒期に訪れたわりには、大きくはないが、良い形した滝だと思った。常緑樹が多いのか、冬だというのに少し緑もあり、“幽霊屋敷”状態にはなっていなかった。そんな感じで好印象の滝だった。
アプローチもお手軽なので、近くへお越しの際には立ち寄ってみてよい滝だと思う。花の季節や水量のある季節はもっと良いだろう。
ただし、車ならお手軽だが、武蔵横手駅から徒歩だとお手軽とはいえないので、花も無く水量も少ないこの季節、「滝だけを観に」往復するほどの価値は感じない。繰り返すがハイキングの途中立ち寄るのがベスト。
真冬の五常の滝 |
※余談だが、今シーズンの冷え込みは厳しく、特にこの日は、東京桧原村の払沢の滝は10年ぶりの完全結氷が発表されたほど。・・・でも五常の滝は、滝の中心付近に小さなつららは下がっていたし、滝壺も一部凍っていたが、滝自体は全然凍っていなかった。きっと凍らない滝なんだなと思った。
滝付近に施設無し。トイレや販売機は武蔵横手駅で。
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この滝は日和田山〜高指山〜物見山の最後に立ち寄りました。