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滝
大阪府 箕面市

再訪・紅葉の箕面滝

2004.11.20(土)  難易度2  好感度A  落差33m
マップ
ちょっとだけ広域な、主要道マップを書いてみた。
略してしまったが、箕面滝の上流に箕面川ダムがあった。

箕面滝

大阪府箕面市、箕面公園の最奥にある滝。高さ33m。日本の滝100選のひとつ。

滝ギャラリー 箕面滝

まえおき

昨年2月、東京から遥々見に行った箕面滝。・・・帰宅後、写真を見て、やっぱりガッカリ。ヨロヨロ落ちる少ない水量の滝、枯れ果てた滝の周りの風景、・・・まるで幽霊屋敷(T_T)

「遠いところの冬の滝は、金と時間かけて、わざわざ見に行かない。」

1つ教訓を得た。そして同時に、箕面滝が一番美しいという、紅葉最盛期の再訪を誓った。

箕面公園の、例年の紅葉は11月20日前後だそうである。・・・思いがけず、翌年である今年、日付はその「11月20日」、突発的に箕面滝再訪する事になった。(もっと長い“まえおき”は全貌レポート

滝 参考・・・2003年2月の滝道レポート (アプローチ情報中心。)

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今回のアプローチ

昨年と同じ夜行バスでの大阪入りを決める。早朝で地元のウォーキングの人しかいない前回の雰囲気が良かったから!!

・・・しかし2台遅いバスしかチケットが取れなかった。その上、そのバスは事故渋滞のため、22分遅れ6:30をまわってJR大阪駅桜橋口に到着。阪急梅田駅まで、駆け足。・・・今回は帰りの電車にタイムリミットがある。やむをえず、箕面滝観光は、往復滝道徒歩を予定していたのだが、遅れを取り戻すため、片道はタクシーを利用する事に。

(今回の利用交通機関)
阪急梅田 06:48 (阪急宝塚線) 石橋 07:03 \260
石橋 07:08 (阪急箕面線) 箕面 07:14
箕面駅 07:18 (タクシー) 箕面滝上 07:30 \1220だった

ちなみに、道中石橋駅の乗り換えだが、箕面線のホームはT字型に生えている。箕面駅の出口は電車の進行方向一番前なので、ホームの先まで歩いてしまう事をおすすめする。上のマップ参照)

駅前
箕面駅を出て、「滝道」へは、まっすぐ。

箕面駅トイレは水洗で綺麗だけどペーパー無し。

サル
サル!

徒歩の場合には、改札を出たら、そのままほぼ正面へ進めば「滝道」に入り、箕面滝まで基本的に一本道で3.8km徒歩50分(片道)である。往きは緩やか〜な登りだか、全舗装で歩きやすい。ウォーキングシューズ向け。(往復すると舗装路を8km近く歩くので、トレッキングシューズだとちょっと辛い。)

タクシー利用なら。今回我々はタクシー利用だ。駅を出て右手へ行けばタクシー乗り場。タクシーはたくさん待機していた。

箕面滝上までは細い峠道をくねくね、けっこう走る。滝上の県道は通行規制がある。オンシーズン一方通行の看板が出ていた。二輪車は恐らく通年通行禁止だ。この日の道路は空いている状況でタクシー12分であった。タクシーであれば滝への下り口付近で降ろしてもらえる。箕面滝まで下り口からなら、舗装の遊歩道徒歩5分くらいの下り坂だ。

駐車場
駐車場。けっこう停まれそう。
駐車場から滝
下り口から箕面滝へ、遊歩道は舗装だが、坂。
サル
いたるところに、サル!!!

転んでもタダでは起きない作者は、せっかくタクシーで来たのだから、と、ついでに駐車場チェックをする事にした。

それが、駐車場までは、タクシーを降りた滝への下り口からちょっと遠かった。県道をさらに進むこと小走り 3分という感じで(時間が押しているので焦った)、ようやく見えた。見えたところで写真のみ撮って戻ってきたので詳細は不明である(お粗末!)。

駐車場から箕面滝へ行くなら、県道+遊歩道で計徒歩10分は見た方がいい。

サル
サル!!

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滝上にタクシーが着いたのは、7:30頃。早朝の県道は、サル天国だった。駐車場へ向かう県道で、数え切れないサルが向かいから移動してきていた!

それに、少なくないヒトも、駐車場からこちらに移動してきていた。・・・さすが紅葉最盛期?(^^; 前回の冬の訪問の時とは明らかにムードが全然違った。

ともあれ、時間が押しているので、急ぎ足で滝を目指し下る事にする。県道あたりから、紅葉に阻まれながらも箕面滝落ち口がもう見えていた。気持ちも滝へ急いでいた・・・。

サルに餌を与えぬよう、注意書きがあった。・・・

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箕面滝
朱い橋と、周辺の紅葉具合

紅葉全盛期は、まだ!!

肝心の滝だが、実はちょっとガッカリだった。滝の上の方周りはちらほら色づいているのだが、肝心の滝の目の前にかかっている大きなモミジの木の色づきが、まだ半端だったのだ。

2004年紅葉遅かった。オマケに記録的な数の台風の上陸による塩害も出ていると報道されていたが、実際まだ赤くなっていないのにシオシオになっている葉も多く見かけた。

でも、もう1〜2週間後は、きっともっと綺麗になったに違いない・・・。ちょっとだけ悔しい。

人出だけは紅葉最盛期。

滝の前に下りてきたのは07:43。前回よりも30分は早い時刻というのに、明らかに前回(冬!)より人が多い!滝のすぐ手前まで人が行けるようになっているので、滝の写真に人を入れないためには、かなりたなければならなかった。これより遅く来たなら、写真なんて撮れないだろう。朝、来て正解だった♪

“滝の前でオムスビ”は、厳禁。

夜行バスから駆け足でここまで来た我々は、滝を見ながら夕べ家で握った持参のオムスビを食べようとして思っていた。ベンチで荷を解こうとすると、見知らぬおじさん(おそらく地元の常連さん)が、飛んできて止めた。「食べ物出しちゃダメだ!」

・・・そう、滝上の県道のみでなく、この滝のまわりもサルがたくさん飛び回っていた。こいつらが悪さするそうである。聞けば、食べ物を見たサルに、何から何まで奪われるらしいのだ。サルは、上の方で人間の挙動を全て見ているそうだ。人の手からでも、平気で奪っていく。人の手のオムスビだけでなく荷物も奪って行く。荷物は肌身離さず持っていないとダメで、食べ物は見せてはダメなのだそうだ。

滝の近くの売店も営業しているが、店のおばさんが箒?持ってサルを追っ払っている。なるほど。オムスビもお茶も諦めた。娘がその売店で「もみじの天ぷら」を買い求めた。「サルが見える所で食べちゃだめだよ」って言われてバッグにしまう。・・・20分ほどの滞在で滝を後にした。

滝道
紅葉の滝道

箕面滝の魅力は「滝道」にあり。

帰りだけでも「滝道」を歩かねば、紅葉の箕面滝を訪ねたと言えないだろう!帰りは下りのためコースタイムは40分とされている。

滝道は至るところ、本当に紅葉綺麗だった。によっては一本だけ全ての葉を真紅に染めたカエデあり、ところによっては周り中の木が皆朱色っぽく染まりまるで夢心地の一帯も。。。

もみじ天ぷら
モミジの天ぷら

と、そんな道を歩きながら食べた、先ほど買った「もみじの天ぷら」が、(昨年も食べたのだが)あれ?こんなに美味しかった?という味で幸せ度がupした。(お腹空いていたのか?)(^^;

今思っても残念だったのはこの日、時間が無いからと、美しかった滝道を、早足と小走りで30分で通り過ぎてしまった事である・・・。

08:38の電車に乗車し、箕面駅を後にした。

滝道の紅葉
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(滝好きの方へ)
箕面滝から余裕をもってハシゴできる100選の滝としては、神戸布引の滝がお薦め。昨年(2003年)は箕面滝の後、布引の滝へ向かっているのでよろしければレポート参照してください。

今年この日、作者一行は三重県の赤目四十八滝へ向かっているが、ハシゴする滝としては断固 お勧めしない。箕面滝から赤目四十八滝まで移動はだいたい3時間、赤目四十八滝そのものは全部「じっくり」or「混雑時に」見るのには5時間みるべきである。慌しく見るには惜しい。

100選の滝ではないが、箕面滝の近所?には石澄滝がある。箕面滝訪問の際にはチェックしたかった滝だ。今回は時間的に無理だったが上のマップにだけ書いた。石澄滝は、落差は25mくらいであまり知られていない滝らしい。

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▼箕面滝関連情報・・・箕面公園 (大阪府公園協会の大阪府営公園ガイドサイト内)

プランこのページは「紅葉の滝めぐり関西編」の一部です。

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