2005.12.1(木) | 徒歩3時間40分 | 標高990m |
展望台の先 |
下りは落ち葉ふかふかに |
(前半より続く)
10:43 浅間嶺(展望台)をあとにして続きを行く。また凍結していたら怖いと思っていたが、最初は日が当たる尾根歩きだった。途中「時坂峠」への指導標がある。下り斜面となっていくが、地面は落ち葉で覆われて、一見、どこが道だか解らないほど・・・だったけど、歩いてみると、ちゃんとここが道と認識できた。
「指導標」 ふたまたの合流 |
10:57 下りついた感じのところに十字路の「指導標」。我々は「展望台」から下りてきたが、登らずに来たならここに着いたんだな。と思う。
戻る方角の指導標には、どちらも「浅間嶺」と書いてある。ちなみに我々が通らなかった方は「浅間嶺0.4km 上川乗バス停3.3km」とあり、我々が下りてきた方向に向かっては「展望台0.7km・浅間嶺0.8km」とある。という事は、この「指導標」によると、あの東屋のある広場の方が、ホンモノの「浅間嶺」で、「浅間嶺」の看板が立っていた富士山が見えたポイントはただの「展望台」という事になる。?…まぁいいか。我々は続きの、「時坂峠、北秋川橋バス停」方面を目指した。余談であるが、展望台からこの十字路をまっすぐに下りたなら小岩バス停。
たまに左手に展望も |
11:09 里程標通過。 |
落ち葉がふかふかだが、傾斜も緩く歩きやすい道が続いた。途中から尾根道となり、左手にたまに展望も開けたりするので気分も良い。そんな道を歩くうちにまた里程標。だいたい今日のコースの半分地点を通過。
地面に岩 |
その先登山道は、だんだん急下降に入る。急と言っても傾斜はそれほどでもないが、階段が現れ、その後地面に岩が顔を出すようになり、足場が悪くなってくる。お、これっぽっちの岩でも、足場が悪いと歩きにくいのだなぁと思う。思いつつ、下降。
チョットだけ悪い足場と、見上げると紅葉。そんな下り道を下りついた感じのところに手書きの「飲料水」の立て札。11:24。ちょろちょろ水が流れていて、少しだけ上流に向かうとパイプから水が落ちていた。これ飲めるんだな…と思い写真を撮ろうとすると、デジカメの電池がついにストライキ。体感温度も寒かったが、実際寒いのだと認識した。その後、小さな橋を渡ったりしながら水場から5分くらいで青い屋根の建物。これがパンフレットの「かぶと造りの家(瀬戸沢の一軒家)」というやつか????? でもパンフの地図では「里程標→家→水」の順番で現れるように書いてあるぞ?里程標なんて、もうかれこれ1kmくらい前にあったきりでは・・・。
青い屋根の家 |
みちこ の直後 Y字 |
青い屋根の建物は「みちこ」という蕎麦屋?らしいが、当日は平日につき?開いていなかった。しかもこの店先で道が分かれる(--;)
みちこ先。道陰に里程標。11:34。 |
一瞬迷うが、直進方向の道の陰になっている部分に、里程標があった!!という訳で、パンフレットと現場は水場と家と里程標の位置は矛盾したままだがまぁいいかと、直進。
その先もまた分かれ道があって迷うが、なんとなく登る方向に直進を選んで、どうやら正解。
その後、手書きの看板が現れ、その先すぐ、振り向いた方向が二手に分かれており「旧道」と「新道」、「車両通行不可」と書かれていた。…つまり看板とあわせて想像するに、旧道と新道を経ていずれも「みちこ」に至るという事らしく、我々は旧道を歩いてきたらしい(沢なんか渡ったっけ?)。「みちこ」の先のY字は、どうやらどっちに行ってもよかったらしい。?
手書きの看板。 |
道の右手に「峠の茶屋・・・」と書いてある、やはり営業していない家屋があった。パンフレットの地図にも峠の茶屋は載っている。…さっき「車両通行不可」の看板があったという事は、ここまでは車入って来るという事?いやん。と思うような、深い轍のついた固そうな地面の細い未舗装路の坂を登る。右手に「ビル群
東京タワー 池袋サンシャイン」と書かれた手書きの看板があったので頑張って望遠レンズ伸ばしてみたけど、ギリギリ、ビル群ぽいシルエットが見えただけだった。
ちなみに、お手持ちのパンフ。 |
現地の「浅間尾根周辺案内図」 |
11:46、綺麗な舗装路(終点)に至る。舗装路の右手には営業していない茶屋があり、左手には車が3台ほど停まれるPスペースがあり、ふりむけば鳥居がある。Pスペース奥からは山並みが見渡せて、「三頭山」、「大岳山」、「前御前と鋸山」と手書きの看板がある(でもどれがどれだかわからない)。
Pスペース横の指導標。これが10番? |
Pスペースのすぐ脇に、おなじみ「指導標」がある。さっき峠の茶屋は通ったし、パンフの地図で推測するにこれが10番と番号がふってある指導標と思われる。
お手持ちのパンフを見ても、指導標のすぐ脇にあった「浅間尾根周辺案内図」を見ても、時坂峠へ行くにはどうも、この舗装の車道を左手方面に外れる必要があるように見えた。
11:48 歩き出す。すぐに舗装路を外れる道があるだろうと歩き出すと、一分もたたずに左手に山へ入る道と看板が。しかし看板には手書き文字で「御前山登山口バス停30分」、そしてそこからの山道は、どう見ても反対方面に向けて下る道。これは違う。
舗装路に戻り3分以上下ったが、もう山へ入る道は、無い。これって車道歩きのまま下山してしまうのでは!?それはやだなぁ。そう思って一度引き返す事にした。やっぱり山道に入る所は、さっきの「御前山登山口バス停30分」看板のところしか無い。山道に入ってすぐ、ちょっと登れそうなところがあったので登ってみたが、やっぱり違う。これはどうみても登山道ではない。という事でふたたび舗装路に戻り、終点のPスペースまで戻ってきた。舗装路を登ってくると、Pスペース手前にどーんと「峠の茶屋」の大きな看板があった。さらに人が居たので聞いたら「ここが時坂峠」と言われ(そう言われてみれば鳥居もあるし)、すっかり混乱する???
舗装路の指導標 (これが本物の10番だった?) |
結局20分のロスだった。12:09 他に道がないならしょうがないので、ふたたびPスペースを出発。舗装路をそのまま下る事にした。遭難するよりは、マシ。そんな舗装路歩きだったが、約10分後、舗装路は二手に分かれる。そこに何事もなかったように、ふれあいの道の「指導標」が現れる。…舗装路歩きが正解だったという事か?分かれ道は指導標に従い直進(左)の舗装路を選択。選択した左の道は通行注意の看板がある、山深い感じの、もう一ランク不安な舗装路。
ここでもう一度パンフの地図を見ると、峠の茶屋の位置は置いといて、この分かれ道の指導標が10番だったという事か?? Pスペースの横にあった指導標が9番だと思えば、ちょうど地図上のその先の点線は「御前山登山口バス停30分」看板からの山道と一致する。…でもそうすると峠の茶屋やその手前の位置関係のつじつまがあわない?(・・・・という訳で、このパンフの地図、ちょっとどうかな・・・???)
時坂峠。ここからふたたび山道。 |
指導標から7分後、12:26 ついにホンモノの時坂峠に至った。林道の右手に下り階段と指導標がある。指導標の足に、「時坂峠」と書いてある。その先に鳥居も見える。なんだ結局、舗装車道歩きで正解だったのかと、ガッカリしつつホッとする。●浅間嶺〜時坂峠 1時間30分(正味)
この先はまた山道歩き。非常に歩きやすい道。山道を6分でまた車道に出る。車道を横切りトイレ(綺麗だったと記憶)、そしてまた山道へ。ふもとに学校らしき建物が見える(朝の子供達の?)。紅葉が綺麗、途中、冬桜もちらほら咲いていた。そして10分と歩かずまた車道に出て今度は少し車道を下る。右手に「北秋川橋バス停1km」の指導標が出て、また山道。山道といってもとても整備された印象の道となり、やがて舗装になり階段になり、また車道に出る。
車道を歩き始めたら2分で、道路左手に見覚えのある大きな駐車場が。払沢の滝の駐車場の最奥だ。払沢の滝の看板や、桧原村の滝の看板を確認しながら、停められる車の数も数えながら(約30台)、駐車場から遊歩道へ下りる「払沢の滝入口」看板と、トイレ(ネポン和2洋1)の前に到着したのは13:05だった。●時坂峠〜払沢の滝35分(正味)
払沢の滝周辺では、予定以上に時間を過ごしてしまった!でも納得の今年の滝納めができた。これで関東にある「日本の滝100選」は、夫婦揃ってコンプリート!!ヽ(∩。∩゛)
(ノ∩。∩)ノ
払沢の滝と周辺情報は、下記レポートページに。
ちなみに、払沢の滝バス停にもトイレがある。こちらは個室2個で水洗・紙ありで綺麗(駐車場のトイレも綺麗だが、もっと綺麗)。バスの人はこちらを利用するとよい。15:30 のバスに乗った。たいした違いはないが、バスは左側の座席に座った方が道路脇の下の方に川の流れがちょっと眺められて良い気分。
武蔵五日市駅の電光掲示板、電車は拝島停まりしか無い。小腹が空いたので駅のコンビニで肉まんを買って、乗車。暖かいお茶と肉まんのおやつは幸せだった。拝島からは直通運転の東京行きにすぐに乗り継ぎできてラッキーだった。
(今回の利用交通機関) | |||||||
払沢の滝 | 15:30 | → | 西東京/多摩バス(払沢の滝経由数馬行) | → | 武蔵五日市駅 | 15:55着 | \460 |
武蔵五日市 | 16:08 | → | JR五日市線(拝島行) | → | 拝島 | 16:27 | \890 |
拝島 | 16:30 | → | JR青梅線快速+中央線快速(東京行) | → | 御茶ノ水 | 17:27 | |
新御茶ノ水 | 17:35 | → | 東京メトロ千代田線 (取手行) | → | 根津 | 17:39 | \160 |
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