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東京都

浅間嶺(関東ふれあいの道 東京都4 歴史のみち)(前半)

2005.12.1(木)  入門向け  徒歩3時間40分  標高990m  眺望良し 滝
コース図
関東ふれあいの道 パンフレット。
(4.歴史のみち)。 ・・・このくわしさ。
今回のコースは、これ。(クリックで拡大)

データ と まえおき

作者Soniは、4日前の「早戸オフ」で、関東にある「日本の滝100選」をコンプリートした。ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ

ところでダンナのKimさんは、関東ではなんと地元東京都の払沢の滝だけを未訪で残していた。作者は払沢の滝は、過去一度訪問したものの、夕方で既に薄暗く、写真も撮っていなければイマイチちゃんとした記憶が無い。今年、この夫婦は払沢の滝を残しては、年を越せない。…しかし12月の週末はほとんど予定がいっぱい。わずかでも紅葉が残る滝を期待するなら、今しか無い!!という事で、平日、仕事を一日休んだ。払沢の滝だけなら交通便利なのだが、せっかく一日休むのだから軽い山歩きもプラスした。歩いた後の滝はまた格別な筈なのだ(^^)

今回のコースは、関東ふれあいの道 東京都の4番「歴史のみち」。東京7コースでは一番楽な、所要時間約3時間30分8kmコースで入門向け。標高差登り500m、下り623m。明確に登山道あり。指導標・里程標完備。

指導標
関東ふれあいの道 おなじみの「指導標」

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関東ふれあいの道

関東ふれあいの道とは、首都圏自然歩道ということで、関東地方、一都六県をぐるりと一周する長距離自然歩道で、総延長は1665km。10km前後に区切った日帰りコースがぜんぶで144コースもある。ちなみに144コース全部踏破したら、踏破認定証記念バッジが貰えるらしい。東京都だけでも踏破したら認定証と記念バッチが貰えるらしい。…全部は当面、到底無理っぽいが、東京だけなら7コースだけ。それなら楽勝?と思いきや、一番長いコースは19.4km徒歩6時間55分と…こいつぁ手強い…(^_^;

パンフレット
関東ふれあいの道 パンフレット

ところで関東ふれあいの道を知ったキッカケは、2003年1月の三浦岩礁のみち(神奈川の1番)だが、レポートに「この11km2時間40分は無理でしょ」って書いてある。そんなわけで、どうやらコース設定は決して初心者向けではない。でもとりあえず折にふれて順次巡ってみようかなと、パンフレットだけは請求して機会をうかがっていた。今回は東京7コース踏破(できるの?(^^;))の記念すべき第一歩。資料はこの詳しいパンフレットだけで十分そうだ。。。

▼参考リンク…関東ふれあいのみち (東京) パンフレット請求方法も。今回歩いたのは、4.歴史のみち

アプローチ

(今回の利用交通機関)
根津 06:05 東京メトロ千代田線 (代々木上原行) 新御茶ノ水 06:09 \160
御茶ノ水 06:16 JR中央線中央特快(高尾行) 立川 06:52 \890
立川 06:58 JR五日市線(武蔵五日市行) 武蔵五日市 07:36
五日市駅 07:43 西東京/多摩バス(払沢の滝経由数馬行) 上川乗 08:21 \680

紅葉バスが、少ない!!!平日数馬行きバスは06:18発の次は、07:43発、その次はなんと2時間以上先の09:50発(上川乗10:33)だ!今回は徒歩終点の払沢の滝に暗くなる前に到達する事が第一目的、冬の日没の早さを考えたら、07:43発のバス以外に選択肢は無かった。

ついでに書いておくが、バスの本数は、休日もあんまり変わらない。下記参考リンク先でインターネットで検索できるが、どうも時刻表の構造が経由地が多くわかり辛い。バス運行会社に電話して聞いた方が早くて確実かもしれない。

▼参考リンク…時刻表・運賃などはバス-navi.com、バス運行会社は西東京バス・多摩バス

冬桜ところで、平日のこの路線バスは途中通学バスと化し、小学生が次々乗り込んで一時ほぼ満席となり、皆、払沢の滝バス停で降りていった。バスは山間部の凍結していそうな桧原街道を走り…けっこう長く乗る。定刻より少々遅れて08:25 上川乗(かみかわのり)バス停に到着。バス停は、(バイク乗りにはおなじみの)上川乗三叉路の手前。ところで降ろされた所にはベンチがあるだけでバス停無い。どうやら下り方面にはバス停無い

道路を渡った反対側には上り方面のバス停がある。待合所らしきものとポストもある。その向こうに小さな建物があるが、なんと綺麗な男女別水洗ペーパー有りのトイレだった!・・・JR武蔵五日市駅が最後のトイレかと思って、乗り継ぎの時間が短いのに慌てて入ったが、その必要は無かった。

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桧原街道から入口

ルート

関東ふれあいの道。山を歩く人なら、どこかであのおなじみの「指導標」を一度は見た事がある筈だ。

今回はバスを降りたらすぐに「指導標」があるものと思っていたが、見当たらなかったので途方に暮れた。このパンフレット、地図は詳しいが、文字情報は、いつもの「るるぶ」に比べて格段に少ない…。

とりあえずバス停から上川乗交差点方向に向かって桧原街道を少し歩いてみたところ、近づいてやっと気づいた。なんと貼り紙で半分以上隠れてしまっている「指導標」を発見!ここが入口だ。・・・結局「指導標」はバス停から見える場所にあった訳なのだが、トイレ入ったり指導標を探して10分以上もバス停付近に居てしまった。

【おさらい】バスを下りたら道を渡ってトイレに入って桧原街道に戻って上川乗交差点方面に少し進めば道路右手に入口「指導標」あり。

植林地
植林地を登る。
里程標
09:08。里程標。1km来たぁ。

08:37 入口から登り始める。最初は車一台ぎりぎり通れそうな細いコンクリ舗装の坂道。なぜ舗装?と思うと左手にちょっとした墓地の入口があった。過ぎたらすぐに山道に。それにしてもいきなりけっこう登り。…といっても4日前の早戸オフの最初の登りに比べたら緩い緩い…って感じだけど、「上川乗バス停0.4km」の指導標が出るまで、ちゃんと登り。

登山道ははっきりしており歩きやすい道で緩急を繰り返しながら、09:08 1km地点の里程標。(道中7分の仕事電話停止)

尾根歩き
尾根道歩きあり
階段
登り階段?あり

その先も、いくらか状況に変化はあるものの、よく整備された迷いようのない、歩きやすい登山道が続く。…4日前の早戸オフについ比べてしまうが、めちゃくちゃ楽。もちろん坂だし階段状のところもあるが、足元が整備されているのがこんなに歩きやすいとは。…高尾山ほど整備された道ではないが、高尾山が歩きやすくて楽だった事を思い起こした。そんな感じで 09:31 2km地点里程標通過。

結局この一ヶ月、早戸オフをクリアするために毎週出かけていたので、ずっと体調も良かった。登りは疲れるけど、楽しく登れる。それなりに体も慣れていたような。…とはいえ、4日前の早戸オフは作者にはチョットきつかったので、軽く体に疲れが残っており、今回のこのくらいの登りはちょうどよかった。(^^;

浅間嶺近い
木が少なくなった
浅間尾根休憩所
浅間尾根休憩所
展望台へ
指導標の「展望台」へ向けて登る。

坂道は緩急を交えながら、途中階段もあって、ほとんどは展望の開けない植林地が多くて、少し木が減ったと思ったら傾斜が増して、歩みを遅くしてふと立ち止まり見上げれば青い空紅葉・黄葉が…。

紅葉黄葉
ふと見上げれば紅葉

そしてちょろっと歩いたら…思わず口走った。「着いちゃったよ」

09:53。ここが浅間嶺か。・・・それにしてもちょっと拍子抜け。今日のメインの登りはここまでか。そこにはトイレ(水洗ではないが綺麗で十分利用可能)と、細長の東屋(浅間尾根休憩所)がある、展望のよい、ベンチがある広場がある。広場に足を踏み入れると、霜柱がびっちり地面を持ち上げていた。東屋の近くまで行くと手前にススキ、その向こうには大岳山青い空が、美しい!!!

★壁紙

関東ふれいあのみち歴史の道の看板が立つ。パンフレットの地図には、この辺にカメラマーク撮影ポイント…ポイントの写真が揃うと認定証とバッジが貰えるらしい)がついているので、看板前で記念写真を一枚。写真を撮ったり、ウロウロすることでここに15分滞在。

10:08 歩き出し。次の目的地「時坂峠」へは、道が二通りあるらしく、どうやら「展望台経由」か「展望台パス」かで、結局は後で合流するらしい。ここは「展望台0.1km」とあるので、登ってみる事にした。やや急な登り坂。この斜面は日陰で白い!一面霜柱の固い凍結地面。怖い!怖い!と思うが土と植物の地面は滑る事はなく、無事、一登りで開けた日向に出た。坂道は途中の霜柱に足を停めながらゆっくりで5分

浅間嶺でオムスビ
富士山見ながらオムスビ

10:13 写真で見た事のある「浅間嶺」の看板があって…おおおっ!富士山が見えるではないかっ!!美しい!先週あんなに近く(明神ヶ岳)に行ったのに、全く見えなかった富士山。今日見られるとはこれっぽっちも想像していなかった(あとでよく見たらパンフレットの表紙はここの富士山の写真だった(^^;))。予想外の事態に狂喜乱舞で三脚を立て、写真を撮り、記念写真も撮り、ぽかぽか日向のベンチに座って富士山を見ながら早いけどオムスビのランチにした。

そう、実はこっちがホンモノの?「浅間嶺」だったのだ。…撮影ポイントも、「浅間嶺の標識」が要求されていたではないか!(これもあとで気づいた。セーフだった…(^^;;)) 

…繰り返しになるが、東屋(浅間尾根休憩所)がある広場から道は二股に分かれるが、特に撮影ポイントの写真を集めている人は、展望台への指導標に従い登る事をパスしては、いけない。●上川乗バス停〜浅間嶺 1時間15分(徒歩正味)

オマケ 浅間嶺(撮影ポイン)記念写真

10:43 名残惜しかったが、富士山に別れを告げ、先を行った。この先は下り。

後半へ続く)

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